青の効果で集中力を高める!勉強・仕事に効く色彩心理と活用法

キツネさん

集中したいときに青色を見るといいって聞いたことがあるけど本当かな?他にもどのように色を取り入れたらいいか知りたいな。

色はその違いによって、人に様々な影響を与えることがわかっています。

情熱の赤などと言われるように、色は人の心理に影響を与えるのです。

今回は集中力を上げるための色の効果と色の取り入れ方を紹介します。

生活の中にうまく色を取り入れて、集中できる環境を作り、効率的に学習しましょう。

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講師プロフィール

日本一の記憶博士

吉永 賢一

偏差値93

東京大学理科3類合格

IQ180を持つメンサ会員

講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導

記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師

書籍出版や雑誌掲載多数!

青の効果とは?色彩心理と脳科学の視点から


青は心身に落ち着きをもたらし、集中を持続させる色として注目されています。

色彩心理と脳科学の両面からも、その効果は実証されており、日常生活や学習、仕事に広く活用されています。

青の効果は
  • 青は集中力を高めたい人に最適な色(脳科学・論文ベース)
  • 脈拍や呼吸を落ち着けてリラックスできる
  • 精神を安定させる作用もある
  • 勉強・仕事で「青」が選ばれるシーン

それぞれ順番に解説します。

青は集中力を高めたい人に最適な色(脳科学・論文ベース)

青は集中力を必要とする場面で効果を発揮する色として知られており、脳科学の研究によっても裏付けられています。

徳島文理大学の研究では、学習環境に青色を導入した場合、学生の注意持続と集中度が向上する結果が示されています。

また、近赤外分光法を用いた実験では、青色刺激が前頭前野の酸素化ヘモグロビン量を増加させることが報告されています。

これは、思考や意思決定を担う脳領域の活性化を意味し、作業効率や学習効果を高める要因になります。

このことから、青は科学的に集中力向上を支える色と評価されています。

参照:色彩環境が学習活動にもたらす影響|徳島文理大学

脈拍や呼吸を落ち着けてリラックスできる

青い光や空間は、自律神経に作用し、心拍数や呼吸数を安定させることが研究で確認されています。

高知工科大学の明智氏の研究では、青色光を浴びることで呼吸が整い、心理的な安静感が高まることが示されています。

この作用は勉強や仕事の集中にも効果的です。

例えば、試験前に緊張して心拍が速くなると集中力が下がりやすいですが、青いノートや青系の机上ライトを使うと自然に気持ちが落ち着き、作業効率を保ちやすくなります。

リラックスと集中を両立させたいシーンで「部分的に青を取り入れる」ことが有効です。

参照:色彩が消費者心理に与える影響について|高知工科大学

精神を安定させる作用もある

青色環境に長時間身を置くと、情緒の安定や不安軽減につながることが研究で報告されています。

東京都立大学の伊藤氏の実験では、青い空間でストレス反応が弱まり、不安行動が減る傾向が確認されました。

この効果は、日常生活にも応用できます。例えば、テスト前に不安を感じやすい中高生が青い筆記用具やノートを使うと、安心感を得やすく集中に入りやすくなります。

また、仕事前にネクタイやスカーフなどに青を取り入れると、落ち着いた印象を与えると同時に、自分自身の気持ちも安定させやすくなります。

このように青は「精神安定 × 集中」の両方をサポートする色であり、勉強や仕事の環境に取り入れる価値が高いといえるでしょう。

参照:色彩環境による脳内神経活動への影響と不安行動及びストレス耐性との関連|東京都立大学

勉強・仕事で「青」が選ばれるシーン

教育現場や職場において青が選ばれるのは、集中と安定の両方を促す効果があるためです。

学校の教室や自習室の壁、オフィスの照明などに青が使われる事例は多く、その目的は作業効率や思考の持続を助けることにあります。

また、競技場のトラックが青色に設定されるのも、選手の集中力を高める狙いがあるとされているのです。

研究によれば、青色光下で行う認知作業は反応速度が向上し、作業精度も安定する傾向が示されています。

このように、青は現実の学習や業務環境で積極的に取り入れられている代表的な色彩です。

参照:照明の光色が認知作業に及ぼす効果の検討|金沢大学

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青色を効果的に取り入れる方法

青色を表現した画像

青色は心理や生理に穏やかな影響を与えるため、学習や仕事、日常の気分調整にも有効です。

適切に取り入れる工夫をすることで、集中やリラックス、気持ちの切り替えを促進できます。

青色を効果的に取り入れる方法
  • 勉強部屋におすすめの取り入れ方(デスク小物・照明)
  • 仕事中の集中をサポートする青の活用例(PC壁紙・文具)
  • 服やアクセサリーで気分を整える方法

それぞれ順番に解説します。

勉強部屋におすすめの取り入れ方(デスク小物・照明)

勉強部屋では、青を小物や照明に取り入れるだけで集中しやすい環境を作れます。

例えば青いノートやペンを使うと心理的に落ち着き、記憶や理解の効率が高まりやすいと報告されています。

照明を白色に近い青白い光にすると覚醒度が上がり、夜間でも安定して学習を継続しやすくなります。

特に暗記や試験勉強など「集中を長く維持したい場面」で効果的です。ただし、部屋全体を青で統一すると冷たい印象になりやすいため、机上の小物やデスクライトなど部分的に取り入れるのがおすすめです。

また、黄色(やる気アップ)や緑(休憩)と組み合わせると、切り替えやリフレッシュもしやすくなります。

参照:学校環境衛生基準(教室等の照度基準)|文部科学省

仕事中の集中をサポートする青の活用例(PC壁紙・文具)

仕事に青を取り入れる場合、まずパソコンの壁紙をシンプルな青に変える方法が効果的です。

青色は集中を促す色とされており、壁紙を青にすることで視覚的なノイズを減らし、注意が必要なタスクに意識を向けやすくなります。

さらに青色の付箋やファイルを重要タスク専用にするなど、色を役割と結びつける工夫で、タスク管理の効率も高められます。

会議や資料整理の場面でも青色の文具を部分的に使用すると、冷静で誠実な印象を与えることができ、職場での信頼性向上にもつながるのです。

ただしすべてを青にすると逆に単調さが強まるため、白やグレーと組み合わせてバランスを取ることが推奨されます。

関連記事:覚えやすい色は?暗記に効く青・赤・緑の使い分け&学習法

服やアクセサリーで気分を整える方法

青色は服装やアクセサリーに取り入れるだけでも、心理的に安定感を与える効果があります。

ビジネスシーンでは、青のネクタイやスカーフ、時計のベルトを選ぶことで落ち着いた印象を与え、冷静な判断を後押ししてくれます。

学生の場合、試験の日に青い文具やアクセサリーを持つと、安心感が高まり普段の実力を発揮しやすくなる効果が期待できるでしょう。

ただし全身を青でまとめると冷たい印象になりやすいため、白やグレーなど中和する色を組み合わせるのが望ましいです。

また在宅勤務では、部屋着を淡い青に、外出時は深い青を使い分けると、生活リズムの切り替えがスムーズに行えます。

参照:色のイメージが行動や知覚を変える|日本心理学会

関連記事:仕事に集中できない3つの原因とは?集中を維持する効果的な方法

青以外の色がもたらす効果と取り入れ方

パステルカラーを表現した画像

色は視覚を通して心理や行動に影響を与え、学習や仕事の質を大きく左右します。

青が集中や冷静さに役立つ一方で、他の色も特有の効果を持ち、状況に応じた活用が成果の差につながります。

青以外の色がもたらす効果と取り入れ方
  • 黄色=やる気・集中持続
  • 緑=休憩・リフレッシュ
  • 赤=短期集中(注意点あり)
  • パステルカラー=前向きな気持ち

それぞれ順番に解説します。

黄色=やる気・集中持続

黄色は注意を引きやすく、作業に対するモチベーションを高める効果があるとされています。

学習では黄色の付箋やマーカーを使うと記憶の定着が促進され、復習効率が向上すると報告されています。

また、オフィス環境に黄色のアクセントを加えると集中が持続しやすくなり、長時間の作業に適しています。

ただし過剰に取り入れると刺激が強くなり、逆に疲労感を与えるため、文具や小物で控えめに活用するのが適切です。

試験勉強やアイデア発想を求められる場面に限定して用いると、心理的効果を効率的に得られます。

緑=休憩・リフレッシュ

緑は自然を連想させ、心身をリラックスさせる効果を持つ色として知られています。

学習や仕事の合間に緑を視界に入れると、自律神経のバランスが整い、気分転換につながりやすい色です。

観葉植物を机に置いたり、緑色の背景をデジタル機器に設定することで、短時間でもリフレッシュ効果が期待できます。

また、緑は目の疲労回復にも寄与するとされ、長時間パソコンを使う現代の作業環境に特に適しているでしょう。

休憩時に緑を意識的に取り入れることで、作業への再集中がスムーズになり効率が高まります。

赤=短期集中(注意点あり)

赤は瞬時に注意を引き、覚醒を高める効果を持つ刺激色です。

実験では赤を見ると反応速度が速くなることが確認され、試験直前や発表前に効果的とされています。

ただし、長時間赤に囲まれると緊張や疲労が強まり、作業効率が低下するリスクがあります。

そのため、赤はマーカーや強調箇所など、部分的な使用に留めるのが望ましいです。

また、ビジネスでは赤い小物を使うと熱意を示せますが、攻撃的に映る場合もあるため注意が必要です。

赤は短期集中を引き出す一方で、使用範囲を絞る工夫が重要です。

パステルカラー=前向きな気持ち

パステルカラーは明度が高く彩度が低い色で、安心感や柔らかさを与える効果がある色合いです。

心理学的に、淡い色は緊張を和らげ、創造性や積極性を高める作用があると示されています。

学習に取り入れるとストレスを軽減し、作業が続けやすい雰囲気を作り出すことができます。

ビジネスでは小物や名刺入れにパステルカラーを使うと、柔らかな印象を与え対人関係が円滑になるのです。

このようにパステルカラーは、日常生活や仕事の場面で気分を前向きに整える色として役立ちます。

勉強・仕事の環境に色を取り入れるコツ

黄色の付箋を表した画像

キツネさん

学習や仕事を効率的に進めるためには、環境デザインの工夫が欠かせません。

特に色彩は心理や集中に直結するため、選び方や配置次第で成果の質が大きく変わります。

勉強・仕事の環境に色を取り入れるコツ
  • 一色で統一せず部分的に取り入れる
  • 色味を調整できる照明を活用する方法
  • ベージュやブラウンをベースにするのもおすすめ

それぞれ順番に解説します。

一色で統一せず部分的に取り入れる

色を一色で統一すると洗練された印象になりますが、心理的には単調さを生み出しやすく、作業意欲の低下を招く可能性があります。

そのため、ベースは落ち着いた色に整えたうえで、黄色や青など集中ややる気を高める色を部分的に取り入れるのが効果的です。

また、色に役割を持たせるとさらに効果が高まり、黄色はやる気、青は集中、緑は休憩といった使い分けが切り替えの合図となります。

加えて、彩度の高い色を広範囲に使わず、付箋や文具など視界に入りやすい小さな部分で限定的に使うと、効果を得つつ疲れを抑えられます。

この工夫をすることで受験勉強や長時間の業務にも集中を維持しやすくなるでしょう。

参照:光色と内装色の組み合わせが空間の印象に及ぼす影響|日本建築学会

色味を調整できる照明を活用する方法

照明の色味は心身の状態に直結し、作業効率やリラックス度を左右します。

日中は昼白色や昼光色を使うことで、視認性が高まり覚醒度も保たれるため、学習や作業に集中しやすくなります。

一方、夜や休憩時間には電球色を選ぶと心拍数が落ち着き、安心感が増すため、リフレッシュや睡眠準備に適した色です。

また、照明をタスクライトと全般照明で組み合わせると、必要な場所だけを効率的に明るくでき、視覚疲労の軽減につながります。

さらに、色温度を自動調整できる照明を導入すれば、意識せずとも自然に作業と休憩のリズムが作れるためおすすめです。

このように照明の色を工夫することで、日常的に集中と休憩の切り替えがスムーズになります。

参照:照明色温度と壁面の色との調和と執務快適性|知的デザインシステム研究室

関連記事:集中力を回復する方法|仕事・勉強がはかどる即効リセット術

キツネさん

どうしても道具に色を取り入れることが出来ないのであれば、照明を変えるのも一つの方法です。

ベージュやブラウンをベースにするのもおすすめ

ベージュやブラウンは木材や自然を連想させ、安心感と温かさを与える色です。

基調色として取り入れると心が落ち着きやすく、集中を長く保てる環境を整えられます。

茶系は他の色とも調和しやすく、青や黄色をアクセントにすると効果がより鮮明になります。

また、光の反射を抑える特性があり、書類や画面を見やすくして目の疲労を軽減してくれる点も利点です。壁や机をベージュにし、収納や椅子をブラウンでまとめると機能性と快適さを両立できます。

参照:室内装備の色彩が室内雰囲気に及ぼす影響に関する考察|引用元(広島大学)

青色の効果に関するよくある質問(FAQ)

青色は勉強に本当に効果がありますか?

青色は心理的に落ち着きをもたらし、集中力を高める効果があると報告されています。

とくに認知課題や注意力を要する作業において、青色の背景や教材を使うと成績が改善されやすいと研究で示されています。

ただし、すべての人に同じ効果が現れるわけではなく、個人差も存在します。

青と緑の効果の違いは?

青は冷静さをもたらし、集中や論理的思考をサポートしますが、緑は自然を連想させ、リフレッシュやリラックスに効果があります。

このため、青は勉強や仕事の持続に役立ち、緑は休憩や気分転換に適しています。

状況に合わせて使い分けると、効率のよい環境づくりが可能です。

参照:木漏れ日の静止映像等による心理的ストレス低減効果|引用元(日本造園学会)

青色はリラックスや睡眠にも役立ちますか?

青は副交感神経を優位にする働きがあり、心拍や呼吸を落ち着ける効果が確認されています。

そのため、就寝前に青い照明や淡い青色の寝具を使うと、リラックスしやすく睡眠導入を助けるといわれています。

ただし、スマホやPCのブルーライトは逆に覚醒を促すため注意が必要です。

青を取り入れると逆効果になることはありますか?

青は集中や落ち着きに効果がある一方で、過度に取り入れると冷たさや孤独感を強め、気分を下げる場合があります。

また、暗い青は沈静効果が強く、やる気を抑えてしまうリスクもあるため、明るい青や差し色でバランスを取ることが重要です。

用途や分量を意識すれば逆効果を防ぎやすくなります。

まとめ|青色の力を活用して集中力とやる気を高めよう

集中力と色の関係を表した記事のまとめの画像

本記事では、青の効果、色彩心理と脳科学の知見について解説し、勉強・仕事への取り入れ方も整理しました。

青は心拍や呼吸を落ち着かせ、注意を持続させる働きがあります。

まずはPC壁紙や文具、小物を青に替えて環境を微調整すると良いです。

今日のタスクで試し、集中度の変化をメモして最適比率を見つけてください。

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監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Wonder Education 代表取締役

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