キツネさん
突然ですが、あなたの周りにいる「頭がいい人」のことを思い浮かべてみてください。
きっと「知識が豊富な人」「話がわかりやすい人」など、いろんな特徴を持つ人が頭に浮かぶのではないでしょうか。
そのように「頭がいい人」と言っても、一言で説明するのは難しいものです。
そこで今回の記事では、定義が曖昧な「頭がいい人」について、その考え方や話し方の特徴や共通点を分析してみました。
脳力の学校ならではの「脳の視点から見た『頭がいい人』になる方法」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
「頭がいい人」には諸説ある
「頭がいい人ってどんな人?」と聞くと、おそらく人によってさまざまな答えが返ってくることでしょう。
- 頭の回転が早い人
- 仕事ができる人
- うまく時間が使える人
- 何にでもチャレンジしている人
このように「どんな人のことを頭がいいと感じるか」は人それぞれで、一言で語ることはできません。
しかし「頭がいい」と言われる人が、それぞれの環境で自分らしく活躍していることは事実です。
一言では語れないからこそ、それぞれの個性を存分に活かしたり、伸ばしたりすることで誰もが「頭がいい人」になれるのかもしれません。
自分なりの「頭がいい人はこんな人」というイメージを見つけるためにも、これから紹介する「頭がいい人」にまつわる情報を参考にしてみてくださいね。
本当の意味で「頭がいい人」の5つの特徴
とはいえ「頭がいい」と言われる人たちには、一定の共通点が存在するのも事実です。
ここではそんな「頭がいい人」の特徴を5つにまとめました。
また今回は単に「知識量が多いかどうか」は置いておき「本当の意味で頭がいい人はどんな人か」という視点で考えています。
自分の行動や周りの「頭がいい人」のことを思い浮かべながら読んでみてくださいね。
結果だけでなく論理的に考える
まず一つ目の特徴として「頭がいい人」は物事を論理的に考える思考習慣を持っている方が多いです。
- 論理的
筋が通っている、理屈にかなっていること - 論理的思考
物事に対して矛盾や論理の飛躍がないよう、筋道立てて整理する思考法
例えば「AがBになった」という結果が得られたら「なぜそうなったか」を順を追って一つ一つ辿って考えることも論理的思考です。
また、逆に「AがBになるにはどうしたらいいか」を段階を踏んで考えていくことも、論理的思考と言えます。
「頭がいい人」はこうした思考習慣を持つことで、あらゆる問題を解決したり、新しい発想を得たりするのが得意な傾向にあります。
いろんな視点から物事を考えられる
また「頭がいい人」は、一つの物事をいろんな視点から考えられる広い視野を持った人が多いです。
例えば職場で誰かがミスをしたとき、視野の狭い人なら「ミスをした人が悪い」という一言で終わってしまうでしょう。
しかし、視野の広い人ならもっといろんな視点からこの一つの出来事を分析することができます。
- そもそもミスが発生しやすい仕組みになっているのではないか?
→ミスが発生しにくい仕組みに改善する - 本人がミスをしてしまうほど仕事を多く抱えていたのではないか?
→本人の業務状況を聞き取り、改善点を探す
このように視野を広げて分析することができれば、それだけ多くの解決策を発案することにもつながっていくのです。
つまり、さまざまな視点から物事を考えられる人は、それだけ分析力や発想力、そして問題解決能力にも長けていると言えるでしょう。
向上心や学ぶ意欲がある
何に対しても常に向上心や学ぶ意欲があるのも「頭がいい人」の特徴の一つでしょう。
一見自分には関係の無さそうな分野に対しても「もっと知りたい」「やってみたい」という好奇心を持って飛び込む傾向が「頭がいい人」にはあります。
そして「頭がいい人」ほど、どんな経験も無駄とは思わずに自身の学びや成長に変えていくことができます。
このようにいつも向上心や学ぶ意欲を持っていることで「頭がいい人」はいくつになっても自分を高められる傾向にあります。
謙虚な姿勢を持てる
そうして常に学ぶ意欲を持てるのは「頭がいい人」が謙虚な姿勢を持っているからに他ならないでしょう。
こうした姿勢の有無は、人の成長に大きな影響を与えるものです。
- 謙虚な姿勢がない人
→「自分は何でも知っている」
→学ぶ意欲を持てず、成長できない - 謙虚な姿勢を持つ人
→「自分にはまだ知らないことがたくさんある」
→何事にも学ぶ意欲や向上心が持てる
また、こうした謙虚な姿勢は人とのコミュニケーションにも役に立ちます。
主張が食い違ったときなどに自分の主張を押し通すだけでなく「自分が知らないだけかもしれない」と一歩下がる余裕が持てるのも、謙虚な姿勢があるからこそできることです。
共感力がある
「頭がいい人」のコミュニケーションにおける特徴は、共感力があるところにも現れます。
- 相手の思いや主張を汲み取れる
- 相手の状況を自分ごととして捉えられる
人とスムーズにコミュニケーションを進めるには、こうして人に寄り添う姿勢がとても大切ですよね。
「頭がいい人」は常に相手に理解を示す余裕を持っているので、コミュニケーションも円滑に進めていくことができる傾向にあります。
頭がいい人かどうかは話し方にも現れる
キツネさん
その通り「頭がいい人」の特徴は話し方に現れることがよくあります。
「頭がいい人」は基本的にコミュニケーションが上手で、相手にストレスを与えず円滑に会話を進めることができるのです。
そこで、ここからは頭がいい人の話し方について解説していきます。
取り入れられそうなものがあったら、ぜひ日常生活のコミュニケーションで意識してみましょう。
相手に合わせて内容を噛み砕いて話す
同じ話をする場合でも、聞き手によってその話の基礎知識の量には違いがあります。
例えば政治の説明をするとき、政治を全く知らない人に、普段から政治の勉強をしている人と同じ説明をしても、きっと上手く伝わらないでしょう。
「頭がいい」と言われる人は、そんな相手の状況に合わせて内容を噛み砕いて話すことができる方が多いです。
そのため聞き手も余計なストレスがなく、スムーズに話を聞くことができます。
キツネさん
結論がわかりやすい
話をしているうちについつい長くなって「結局何が言いたいのか?」が相手に伝わらなくなることは、よくありますよね。
「頭がいい人」はこうした事態に陥らないよう、結論をわかりやすく伝えることを意識している傾向にあります。
- 結論から相手に伝える
- 無駄な説明は省き、シンプルに要点だけ伝える
- 起承転結を意識して説明する
このような相手にわかりやすく結論を伝えるテクニックを「頭がいい人」は取り入れていることが多いです。
特にビジネスの場では素早く相手に言いたいことを伝える必要がある場面も多いため、こうしたテクニックは役に立つでしょう。
具体例や言い換えが上手い
「イマイチ相手に話が伝わっていないな……」そんなとき、「頭がいい人」は具体例や言い換えをうまく取り入れるでしょう。
相手が上手にイメージできていない場合、身近なことにたとえたり、置き換えたりして説明することで、一気に理解できることは少なくありません。
また「頭がいい人」は、複雑なことを簡単な図に置き換えて説明するのも上手です。
このように「どうすれば相手に伝わるか」を考えて具体例を出したり、図や別の言葉に置き換えたりするのも「頭がいい人」ならではのテクニックですね。
聞き上手で話しやすい
「この人と話していると、ついつい自分の話をたくさんしちゃう」なんて思った経験はありませんか?
実は「頭がいい人」は、相手がストレスなく話せる空気を作るのも上手です。
- 相手が話したくなるような相槌を打つ
- 言いたいことを上手に汲み取る
- 相手の考えを否定しない
- 話を深掘りする質問を投げかける
こういった聞き上手で話しやすい空気を作れるのも「頭がいい人」ならではの特徴と言えるでしょう。
頭のいい人の話し方は著名人のプレゼンを参考にしてみよう
「自分も頭がいい人のように上手に話せるようになりたい」そんな目標を持っている人も多いかもしれません。
先ほど紹介したようなテクニックを実践してみる前に、まずはTEDなどで見られる著名人のプレゼンを見て参考にしてみるのがおすすめです。
「いいプレゼン」と評価される人たちは基本的に「頭がいい人の話し方」に現れる特徴を押さえて話しています。
実際に聞いてみることで「具体的にどのように取り入れればいいのか」のヒントを得ることにつながるでしょう。
キツネさん
「頭がいい人」に対するよくある誤解
ここまで「頭がいい人」について説明する中で「IQや知能指数は関係ないの?」と疑問を持った方もいるでしょう。
人の知能のレベルを数値で表したもの。「知能指数」とも呼ばれる。
かつてはこのIQが頭の良し悪しを測る指標として重視されていましたが、現在は「IQだけで頭のよさは測れない」という考え方が浸透しつつあります。
単に「頭の回転が早い」だけでなく、いろんな状況で臨機応変に対応できる人こそ本当の意味で「頭がいい」と言えるのではないか、という価値観に変わってきているのです。
近年は、IQの代わりに「頭がいい」ことを表す新たな指標がいくつも登場しています。
詳細は以下の記事でも解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。
関連記事:IQの高さと頭が良いことには関係がある?今求められている本当の「頭の良さ」とは
脳の視点から見た「頭がいい人」になる方法
最後に、脳力の学校ならではの脳の視点から見た「頭がいい人」になる方法を紹介します。
「頭がいい人」に近づくためには、脳を活性化させる生活習慣を取り入れることもとっても重要です。
毎日の生活の中で意識し、積極的に取り入れてみてくださいね。
- 学びの姿勢を持ち続ける
- 読み書きの時間を大切にする
- 脳にいい生活を送る
学びの姿勢を持ち続ける
最近の研究では「学べば学ぶほど頭がよくなる」ことがわかっています。
学習することを通じて脳が活性化し、学習能力を高めていくことができるのです。
「年齢を重ねると記憶力が悪くなる」と考えている人も多いですが、これも年をとると「新しいことを学ぶ機会が減ることが理由の一つ」と言われています。
「頭がいい人」の特徴の一つである「学ぶ意欲を持つ」ことは、脳を健康に保つためにも重要なことです。
参照:東京大学 研究成果「学ぶほど頭がよくなる仕組みがわかった」
読み書きの時間を大切にする
最近では新しいことを学ぶ手段の一つとして「動画を見る」方法があると思います。
一見効率がよくとっつきやすい学習法に思えますが、実は動画視聴による学習では、脳があまり活性してくれないことがわかっています。
一方「活字を読む」勉強法は、脳全体が一気に活性化する傾向にあります。
そのため何か新しいことを学ぶ場合は、読み書きの時間を十分に確保するのがおすすめです。
「それではどうしてもやる気が出ない」そんなときは、以下のような方法を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
- 動画や映像で学習モチベーションを上げる、興味が持てそうな分野を探す
- 本や活字を通じてその分野について詳しく調べる
このように、両方のメリットを活かして学習してみるのも一つの手段ですね。
参照:学校法人 産業能率大学 総合研究所 東北大学 川島隆太教授 インタビュー「読む&書く」からこそ学びは深くなる
脳にいい生活を送る
現代を生きる私たちの生活の中には、脳に悪影響を与えるものがたくさんあります。
普通に生活しているつもりでも、無意識のうちに脳はダメージを受けているかもしれません。
そこで、少しでも脳にいい生活を送る上で以下のようなことを意識してみましょう。
- スマホを触りすぎない
- 睡眠時間を十分に確保する
- ストレスを溜め込みすぎない
- 瞑想(マインドフルネス)で定期的に脳をリフレッシュする
- 脳にいいブレインフード(魚、ナッツ、ブルーベリーなど)を取り入れる
毎日の中でこれらを少し意識したり、取り入れてみたりするだけで「健康な脳」に近づくことができます。
「頭がいい人」を目指す第一歩として、ぜひ習慣化してみてください。
まとめ
「頭のよさ」は一言では語ることができないほど、意外に奥深いものです。
一方で、簡単に定義できないからこそ、自分なりの「頭がいい人」の理想像を探すことができる面白さもあります。
それは「頭がいい人」の共通点を探ってみたり、自分が真似してみたいなと思う周りの人の言動に注目してみたりすることで、少しずつ見えてくるかもしれません。
そんな理想の「頭がいい人」を考える際には、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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