IQの平均値は?日本と世界の比較や年齢・性別ごとの違いを徹底解説!

キツネさん

「自分のIQはどのくらい?」
「平均と比べて高いのか低いか知りたい!」

など勉強や仕事に関係する知能指数について知りたいと感じる人も少なくないでしょう。

知能指数は気になるテーマですが、正しく理解するのは簡単ではありません。

この記事では、IQの定義から平均値、日本と世界の比較、年齢・性別・地域による違い、向上方法まで詳しく解説します。

自分や家族の知能傾向を知りたい方、IQについて正確な情報を得たい方に役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

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なお、記憶力の上げ方については記憶力を上げる方法とは?|誰でもできる記憶向上テクニックを紹介の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

IQとは?

IQは、自分の知能レベルを客観的に知る手がかりとして、多くの人が関心を持つ指標です。

正確に理解することで、学習や仕事に役立てられます。

IQに関する基礎的な知識的な要素は以下の通り。

  • IQ(知能指数)の定義
  • IQの測定方法と無料テスト

それぞれ順番に解説します。

IQ(知能指数)の定義

IQとは、知的能力を数値で表した指標で、100を平均値として設定されています。

記憶力や論理的思考、問題解決能力、言語理解などが総合的に評価されるのです。

IQスコアは、同年代の集団における相対的な位置を示し、高いほど認知的な処理能力が優れているとされます。

一方で、創造力や感情知能など、IQでは測定できない知的な側面もあります。

そのため、IQは知能の一側面を示す数値とという前提を理解するのが適切でしょう。

参考:知能指数|Wikipedia

IQの測定方法と無料テスト

IQを測定するためには、標準化された知能検査が広く用いられています。

代表的なものにウェクスラー式知能検査(WAIS)やスタンフォード・ビネー式知能検査があります。

これらの正式テストは専門機関で実施され、正確なスコアが得られます。

一方、インターネット上では無料で受けられる簡易テストも多く公開されています。

ただし、無料テストはあくまで目安に留め、公式な評価とは区別して活用することが重要です。

参考:ビネー式知能テスト

日本人のIQ平均と世界の比較

IQの平均値は国や地域によって違いがあり、日本人の位置付けも注目されています。

各国と比較することで、日本人の知的傾向や特徴がより明確になるでしょう。

  • 日本人のIQ平均値と分布
  • IQの各国平均と日本の位置付け
  • メンサ会員になれるのはIQ130前後

それぞれ順番に解説します。

日本人のIQ平均値と分布

2025年の調査によれば、日本人のIQ平均はおおよそ106とされています。

世界全体の平均(100)と比較すると、やや高い水準にあり、国別ランキングで第4位という結果です。

この数値は教育水準や学習習慣、生活環境の影響も受けており、世代による違いも見られます。

日本人のIQの分布は以下の通りです。

IQ範囲 説明 割合(概算)
60未満 極めて低い 約0.4%
60~69 非常に低い 約2.1%
70~79 かなり低い 約6.1%
80~89 やや低い 約12.5%
90~99 平均よりやや低い 約20.0%
100~109 平均的 約24.0%
110~119 平均よりやや高い 約18.3%
120~129 高い 約10.1%
130~139 非常に高い 約4.9%
140以上 極めて高い 約1.6%

※IQ中央を106とし、すべての割合は平均100・標準偏差15の正規分布に準拠(国際的常識)

分布を見ると、大多数は90〜110の範囲に収まっており、極端に高い、または低いスコアは少数派です。

一般的に、日本人は均質で安定した知的能力を持つ集団と評価されています

参考:Average IQ by Country 2025

IQの各国平均と日本の位置付け

世界各国と比較しても、日本の平均IQは極めて高く安定して上位を維持しています。

調査時期や手法の違いにより順位変動はあるものの、1位とされるケースも少なくありません。

世界で平均IQが高い上位10カ国は以下の通り。

順位 国名 平均IQ
1 日本 106.48
2 台湾 106.47
3 シンガポール 105.89
4 香港 105.37
5 中国 104.1
6 韓国 102.35
7 ベラルーシ 101.6
8 フィンランド 101.2
9 リヒテンシュタイン 101.07
10 ドイツ 100.74

出典:Data Pandas「Average IQ by Country 2025」

例えば、シンガポール、香港、韓国などと並び、東アジア諸国は高い平均値を示しています。要因としては、教育制度の整備や家庭学習の習慣、社会全体の学習文化が影響していると考えられるのです。

一方、経済発展や文化的背景によって、平均値には地域ごとの差も存在します。

日本は長年、知的水準の高さを安定して維持してきた国といえるでしょう。

メンサ会員になれるのはIQ130前後

メンサは上位2%の知能を持つ人が入会できる国際的な団体です。

これは、標準偏差15・平均100の多くの知能検査において、およそ IQ130前後に相当します

標準偏差15のスケールで計算されるため、日本の平均から見ると、非常に高い水準といえます。

メンサ入会に必要とされるIQの数値は国や使用される試験によって、必要スコアは若干異なり、参考値は以下の通りです。

検査名 必要スコア
Wechsler系(WAIS等) 約130以上
Stanford–Binet 約130〜132以上
Cattell 約148以上

日本ではJAPAN MENSAが主催する試験で、15歳以上の受験者を対象に 日本人全体の上位2%以内と認められれば会員になれます。

入会には正式な知能検査の結果が必要となり、無料テストのスコアは認定対象外です。

なお、メンサは知能だけでなく、会員同士の交流や研究活動も重視するユニークな組織です。

参考:JAPAN MENSA|公式サイト

関連記事:IQが高い人はこんな人!特徴や習慣、共通点を紹介

年齢・性別・地域ごとのIQ平均値の違い

IQは個人差だけでなく、年齢や性別、住んでいる地域によっても違いが見られます。

こうした違いを知ることで、IQの特徴をより深く理解できるでしょう。

たとえば次のような違いです。

  • 年代や学年別のIQ平均値の違い
  • 性別によるIQ平均の違い
  • 都市部と地方でIQ平均値の差

それぞれ順番に見ていきましょう。

年代や学年別のIQ平均値の違い

IQは年齢によって一定の傾向を示します。

幼少期は学習環境や家庭の影響を大きく受けますが、思春期以降は個人の努力や経験が反映されやすくなります。

年齢や学年が上がるにつれて知識量や論理的思考力が増すため、IQの平均値もわずかに上昇する傾向があるのです。

年齢と平均IQの調査結果は以下の通り。

先ほどのIQ平均106と違いがありますが、測定方法などの違いがあるため、傾向を掴む程度に留めてみてください。

年齢 人数 平均IQ
15才以下 1,588,029人 92
16~20才 1,337,181人 100
21~30才 1,672,020人 102
31~40才 1,212,030人 101
41~50才 949,478人 101
51~60才 393,819人 100
61才以上 164,598人 97
無回答 2155,054人 100

高齢になると処理速度の低下によって、一部の検査でスコアが下がる場合がありますが、遺伝的要因や個人の生活習慣などに影響するでしょう。

一方、海外の調査では年齢を重ねることで経験や知識が蓄積され、逆にIQが維持されたり上昇したりする傾向があるとされています。

これは年齢とともに結晶性知能(経験や学習を通して獲得した知識や理解力、判断力などの能力)が維持または向上しやすいためです。

性別によるIQ平均の違い

一部の研究では、IQ平均値においてわずかに男性が上回る傾向が見られますが、統計的な差は小さく、実生活への影響は限定的とされています。

また、男女間にはIQだけでなく、得意とする分野にわずかな傾向差が見られます。

一般に男性は空間認識や数学的思考でやや優位になる傾向があり、女性は言語能力や記憶力で高得点を取るケースが多いです。

この違いは生物学的要因に加え、育った環境や文化的背景の影響も受けています。

都市部と地方でIQ平均値の差

都市部では教育機会が多く、刺激的な環境が整っているため、平均IQがやや高まる傾向があります。

塾や習い事、進学機会の豊富さが知的発達に影響していると考えられます。

一方、地方は教育資源が限られる場合があり、平均値に若干の違いが出ることもあります。

ただし、地方でも家庭環境や個人の努力によって高い知的能力を示す人も少なくありません。

地域差よりも個人差の方が大きく、都市と地方で決定的な差があるとは言えないでしょう。

さらに、インターネットや通信教育の普及により、こうした格差は徐々に縮小しています。

IQを高めるためにできること

IQは先天的な要素だけで決まるわけではなく、日々の習慣や取り組みによって向上が期待できます。

効果的な方法を知ることで、知的能力の向上に役立てられるでしょう。

具体的な方法は以下の通り。

  • 知能トレーニングや脳トレの効果
  • 日常生活で取り入れたい習慣
  • IQを高めるために避けたい行動

それぞれ順番に解説します。

知能トレーニングや脳トレの効果

知能トレーニングや脳トレは、認知機能を刺激することで思考力や記憶力の向上に貢献します。

パズル、計算ゲーム、記憶訓練などは、脳の柔軟性や処理速度を高める助けになります。

たとえば、IQ向上に役立つものとして、次のようなものが挙げられます。

具体例 主な効果・補足
Nバック課題
神経衰弱
日記
ワーキングメモリ強化
集中力向上
なぞなぞ
計算問題
しりとり
実行機能向上
前頭前野活性化
Brain HQ
Lumosity
認知症リスク低下
処理速度向上
干渉速度訓練 認知機能低下防止
生活の質維持
脳トレ
マインドフルネス
モチベーション向上
ストレス緩和

特に新しい課題に挑戦することで神経回路が活性化され、脳の可塑性が高まるとされています。

ただし、短期間で劇的なIQ向上は難しく、継続的な取り組みが重要です。

習慣化することで、思考の幅が広がりやすくなります。

参考:遂行機能に必要な「ワーキングメモリ」を鍛える方法!Nバック課題とは?Lumosity ブレイントレーニング:挑戦と向上

日常生活で取り入れたい習慣

日常生活の中にもIQ向上に役立つ習慣は多くあります。

特に、平均IQから下回っているのであれば、ちょっとした行動で高められる可能性があるのです。

たとえば、日常的にできることとして、次のようなものが挙げられるでしょう。

習慣 解説
十分な睡眠を確保する 脳は睡眠中に情報整理や記憶定着を行う。
不足すると集中力や判断力が低下する。
質の高い睡眠を規則正しく取ることで脳機能が安定する。
バランスの良い食事を取る 栄養素が脳の働きを支える。
青魚やナッツは記憶力向上に効果的。
ジャンクフードは避け、野菜や果物を多く摂るとよい。
毎日読書を続ける 語彙力や理解力、論理的思考が養われる。
多様なジャンルに触れ、集中して深く読む習慣が重要。
運動を習慣にする 脳への血流を促進し、神経細胞を活性化。
ストレス軽減や集中力向上にも有効。
新しいスキルを学ぶ 神経回路が活性化し、思考力や柔軟性が高まる。
語学や楽器、プログラミングなどが効果的。
瞑想やマインドフルネス 集中力や自己制御力を高める。
ストレス緩和や認知機能向上に役立つ。
短時間でも毎日行うと効果的。
好奇心を持って情報収集 幅広い知識と柔軟な思考力が養われる。
情報の取捨選択で批判的思考も磨かれる。
人と積極的に会話する 考えを整理し他者の視点を学べる。
議論で論理力や発想力が鍛えられる。
異なる価値観との交流が刺激になる。
論理的思考を意識する 筋道立てた思考が問題解決力を高める。
原因と結果を整理し合理的に判断。
論理パズルや推理も有効。

IQは日常的に高めることができるので、気になるものがあれば試してみてください。

習慣化することで、脳の働きが徐々に向上し、思考力や判断力が安定して高まります。

無理なく継続できる方法を選び、自分に合ったペースで取り入れるのが良いでしょう。

記憶力を高めるトレーニングや脳活などもおすすめします。

関連記事:子どもも大人もIQは上げられる!IQを高める方法や効果のある食べ物とは?

IQを高めるために避けたい行動

逆に、知能の発達を妨げてIQを下げてしまう習慣も存在します。

例えば、次のような行動です。

  • マルチタスクを繰り返す
  • アルコールやたばこ
  • ネガティブ思考に陥る
  • 感情的な衝動に流される
  • 情報の鵜呑みを続ける
  • 計画性なく行動する
  • ストレスの強い環境を放置する

過度のアルコールやたばこの摂取は脳機能を低下させ、思考力や集中力に悪影響を及ぼします。

また、単調な生活や学習の偏りは認知機能の刺激が不足しやすくなるのです。

インターネットやスマートフォンの過剰使用も注意が必要で、スマホ脳など悪影響も知られています。

特に情報を受け取るだけの受動的な行動が続くと、思考力や判断力が鈍る恐れがあります。

参考:「“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?」 – クローズアップ現代

関連記事:ストレスは記憶力の大敵!脳との関係・記憶を回復させる対処法を解説

IQに関するよくある質問

IQについて疑問を持つ人は多く、さまざまな不安や興味が寄せられます。

最後に、よくある質問をわかりやすく解説していきます。

IQが平均以下だと問題がある?

IQが平均以下でも必ずしも問題があるわけではありません。

日常生活を送るうえでの困難は、IQだけで決まるわけではなく、環境や支援体制、本人の努力も大きく影響します。

社会的スキルや感情のコントロール、適応能力なども重要な役割を果たします。

そのため、IQがやや低めでも充実した生活を送っている人はたくさんいます。

境界知能とされるIQはいくつ?

一般に境界知能はIQ70〜85程度とされています。

平均よりもやや低い水準ですが、知的障害には該当しない範囲です。

学習面で苦労する場面はあるものの、適切な支援や学習方法を工夫すれば、十分に能力を伸ばせるケースが多いです。

早期のサポートや理解ある指導が大きな助けとなります。

関連記事:IQが低いとお悩みの方必見!IQの高め方や大切な考え方とは何か?

IQ平均値が高い国の共通点は?

IQ平均値が高い国には共通する特徴が見られます。

教育制度の整備、幼少期からの知的刺激、栄養状態の良さ、安定した社会環境がその一因とされます。

特に東アジアでは、家庭での学習習慣や保護者の教育への関心が高く、IQ平均を押し上げる要因になっているのです。

日本も高IQの国に含まれます。義務教育の水準が高く、塾や通信教育などの補習も普及しています。

さらに、読書文化の根強さや規則正しい生活習慣も知的発達に良い影響を与えているでしょう。

EQ(感情知能)との違いは?

IQは主に「論理的思考や記憶力などの認知能力を測る指標」です。

一方、EQは「自分や他人の感情を理解し、適切にコントロールする能力」を示します。

EQが高い人は、感情のコントロールや共感力に優れ、対人関係の円滑化やストレス耐性の向上に寄与します。

IQとEQの両面をバランス良く育てることが、社会的成功に繋がりやすいとされています。

まとめ|IQは参考値であり、育てることもできる


本記事では、IQの定義、平均値の違い、日本と世界の比較、年齢・性別・地域による差、向上方法、よくある疑問について解説しました。

IQはあくまで知能の一側面を示す指標であり、すべてを決定づけるものではありません。

とはいえ、適切な学習や生活習慣を取り入れることで、知的能力は高められます。

また、EQや社会的スキルも重要な役割を持つため、総合的な成長を目指すことが大切です。

IQは参考値と捉え、前向きに活用していく姿勢が望ましいでしょう。

たとえば、吉永式記憶術」を活用すれば、記憶力の強化とともにIQの向上も目指せます

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監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Wonder Education 代表取締役

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「人、人、人、全ては人の質にあり。」
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