集中力は時間帯で変わる!一番集中できる時間と勉強・仕事への活かし方

キツネさん

一日中仕事や勉強をしていると、すごく集中できる時間帯と、そうじゃない時間帯があるんだよね…もしかして、何か法則があったりするの?

長時間作業をしていて、集中力を発揮できる時間帯と、なかなか集中できない時間帯があると感じたことはありませんか?

それは気のせいではありません。実は人の集中力は時間帯によって左右されるものなのです。

つまりこの「時間帯による集中力の差」を利用すれば、同じ一日でもより自分の力を発揮し、仕事や勉強における生産性を高めることができます。

今回の記事ではそんな「集中力と時間帯の関係」、そしてその攻略法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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講師プロフィール

日本一の記憶博士

吉永 賢一

偏差値93

東京大学理科3類合格

IQ180を持つメンサ会員

講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導

記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師

書籍出版や雑誌掲載多数!

人間の集中力は時間帯で変化する【リズムの基本】

人間の集中力は一日の中で一定ではなく、時間帯ごとにリズムを持って変化します

一般的に起床後2〜3時間は脳がリフレッシュされ、思考力や判断力が高まりやすい時間帯です。

一方で昼食後は消化の影響で血流が胃に集中し、眠気や集中力低下が起こりやすくなります。

そして、夕方は疲労が蓄積し始めますが、適度な休憩を挟むことで作業効率を保てることもあります。

このように体内リズムを理解して作業を割り当てることが、生産性を高める重要なポイントです。

一番集中できる時間はいつ?

人間の集中力は一日の中で一定ではなく、体内リズムによって変化します。

集中力を高めるためには、その時間帯を意識して活用することが大切です。

時間帯ごとに最も集中しやすい内容
  • 午前中|起床後2~3時間は集中力が最も高い
  • 終業間近や夕飯前|短時間の集中作業に適する
  • 就寝前|静かな環境でインプット作業に向く

それぞれ順番に解説しますので、仕事や勉強に活かしてみてください。

午前中|起床後2~3時間は集中力が最も高い

一日の中で脳が冴えている時間帯と言われるのは午前中です。

特に起床後2〜3時間は、睡眠によって脳がリフレッシュし、疲労が蓄積していない状態にあります。

そのため本来の力を最大限発揮し、集中して物事に取り組むことができるのです。

最近ではこの朝の時間帯が「脳のゴールデンタイム」と呼ばれるほど注目を集めています。

このゴールデンタイムには復習や読書、文章作成など知的作業を優先することで効率が高まるのです。

朝の時間帯を意識して活用することで、一日の生産性を大きく向上することができます。

終業間近や夕飯前|短時間の集中作業に適する

夕方の時間帯にも、一時的に集中力が高まる傾向があります。

夕方に集中力が高まる主な理由
  • 夕方は仕事の終業間近であることが多い
    →「もうすぐ仕事が終わる」「締切が近い」という状況は集中力を高める
  • 夕食前で空腹になっている
    →空腹時は交感神経が優位になり、一時的に覚醒度が高まると考えられています

特に16時〜18時頃は、「もうすぐ仕事が終わる」「夕食前に一息つきたい」といった心理的な切迫感が作用し、短時間の集中に適した時間帯です。

このタイミングでは、ToDoリストの消化や返信対応、アイデアのメモ整理、報告書の仕上げなど、比較的軽めで完結できる作業を集中的にこなすのがおすすめです。

また、15〜30分ほどのタイムブロックを活用すると、集中力を最大化しやすくなります。

関連記事:空腹だと集中力は上がる?下がる?脳との関係から頭を冴え渡らせる方法を解説

就寝前|静かな環境でインプット作業に向く

「寝る前に暗記物を勉強するといい」という話を聞いたことがありませんか?

睡眠には、その日に学んだことや経験したことを脳に記憶として定着させる役割があります。

そのため、就寝前に勉強時間を確保すると、記憶の定着が促されやすいと言われているのです。

ただし、寝る前に新しいことを学びすぎると、好奇心で脳が活性化し、寝つきにくくなってしまう恐れもあります。

  • 「1時間だけ」など勉強する時間を決めておく
  • 単語などの暗記物を中心に学ぶ
  • 部屋を暗くし、ほんのりとした明かりをつけて行う

これらのことを意識してみると、その効果を最大限活かすことができるでしょう。

集中力が下がる時間帯と対策

集中力は一日の中で波があり、特に下がりやすい時間帯があります。

その要因を理解することで、適切な対策を取り、パフォーマンスを維持できるようになります。

集中力が下がる時間帯と対策
  • 昼食後|消化による眠気が原因
  • 夕方|疲労と血糖値低下が原因

それぞれ順番に解説します。

昼食後|消化による眠気が原因

昼食後は血流が胃腸に集中し、脳への血流が一時的に減少するため眠気を感じやすくなります。

この影響で注意力が低下し、学習や仕事の効率が著しく下がることがあります。

事前の対策としては、糖質を控えたバランスの良い昼食を心がけることが有効です。

さらに食後に軽いストレッチや散歩を取り入れると血流が促進され脳が活性化します。

そして15~20分程度の短い仮眠を加えることで、午後の集中力を取り戻しやすくなるのです。

夕方|疲労と血糖値低下が原因

夕方は長時間の活動で身体と脳に疲労が蓄積し、血糖値も下がるため集中力が落ちやすくなります

その結果、注意力が散漫になり、作業効率の低下やケアレスミスを招く可能性が高まります。

対策としては、アーモンドやクルミなどのナッツ類、バナナやりんごといった果物、または高カカオチョコレート(70%以上)を一握り程度取り入れると、血糖値を急激に上げすぎずにエネルギー補給ができます。

また、5〜10分程度の短い休憩をこまめに取り、ストレッチや軽いウォーキングを挟むと、血流が促進され疲労のリカバリーにつながります。

これらの工夫を習慣化すれば、夕方でも安定した集中力を維持しやすくなるでしょう。

【勉強編】集中できる時間帯の活かし方

勉強の効率を高めるには、脳が活発に働く時間を理解して適切に使うことが重要です。

時間帯ごとに適した学習法を取り入れると、同じ時間でも成果が大きく変わります。

勉強における集中できる時間帯の活かし方は以下の通りです。

勉強における集中できる時間帯の活かし方
  • 午前中|復習やアウトプット作業に充てる
  • 夜|暗記やインプットに最適

それぞれ順番に解説します。

午前中|復習やアウトプット作業に充てる

午前中は睡眠によって脳がリフレッシュされ、思考力や集中力が最も高まる時間帯です。

この時間は疲労が少なく判断力も冴えているため、複雑な情報処理や整理に向いています。

特に新しい知識を理解したり深めたりするのに適しており、学習効率を高められるのです。

午前中を活かすための学習内容
  • 前日の学習内容をアウトプットする復習
  • 記憶に定着させるための暗記作業
  • 集中力を必要とする読解や分析課題

このように午前中は「理解を深める学習」に最適であり、知識を確実に積み重ねることができます。

限られた時間を効果的に使うことで、一日の成果を大きく左右できるでしょう。

夜|暗記やインプットに最適

夜は脳が疲れているため複雑な作業には向きませんが、暗記やインプットに最適な時間帯です。

学習直後に睡眠を取ることで記憶が整理・強化され、定着度が高まりやすくなります。

夜におすすめの学習内容
  • 英単語や年号などの暗記
  • 教科書や参考書の読み込み
  • 講義動画や資料の視聴

このように夜をインプット中心に使うことで、翌日の学習効率をさらに高めることが可能です。

効果的に活用すれば、知識習得のスピードを大きく向上させられるでしょう。

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【仕事編】集中できる時間帯の活かし方


仕事においても集中できる時間帯を活かすことで、効率を最大限高めることができます。

時間帯ごとに適した作業を振り分けることで、思考力と生産性を最大限に発揮できるのです。

仕事において集中できる時間帯の活かし方
  • 午前|思考・企画系
  • 午後:ルーティン・作業系

それぞれ順番に解説します。

午前|思考・企画系

午前中は睡眠で脳がリセットされ、思考力や集中力が最も高まる時間帯です。

この時間を、重要度が高く時間を要するタスクに充てることで、精度の高い成果が得られます。

疲労が少なく記憶力や判断力が冴えているため、複雑な問題の整理に適しているからです。

午前に適した業務
  • 企画や戦略の立案
  • 重要な判断が求められる業務
  • 複雑な課題の整理

つまり午前は知的労働に最適な時間のため、優先的に活用した方が良いのです。

この時間を意識的に配分すれば、成果の質をさらに高められます。

午後|ルーティン・作業系

午後は昼食後の影響で集中力がやや低下しやすいですが、反復的で慣れた作業を進めるには適した時間です。

この時間帯にルーティン業務やメール対応など思考を必要としない業務を組み込めば、効率的に時間を使えます。

また、午前に生まれたアイデアを整理したり、進行中の業務を細かく処理したりするのも効果的です。

午後に適した業務
  • ルーティン業務や事務処理を進める
  • メールやチャットの返信を行う
  • 午前のアイデアを整理・具体化する

このように午後を作業系に充てることで、疲労を抑えつつ安定した成果を積み重ねられるのです。

時間帯によって業務内容を適切に振り分けることで、1日のバランスを保ちながら生産性を最大化できます。

関連記事 : 勉強・仕事で集中力を上げる方法11選|持続・回復・即効テクニックを徹底解説

集中できる時間帯は朝型・夜型で異なる


人の睡眠傾向は遺伝的要因や体内時計により「朝型」「夜型」などに分かれ、この違いは「クロノタイプ」と呼ばれています。

集中力が高まりやすい時間帯もクロノタイプに影響されるため、自分の傾向を把握しておくことが重要です。

参照:睡眠医療プラットフォーム 睡眠に関するセルフチェック

ただしクロノタイプは完全に自由に変えられるわけでなく、生活環境や光環境によってある程度調整できます。

ここからは「朝型」「夜型」それぞれの集中力の特徴について詳しく解説します。

朝型タイプ|午前中の計画的作業が効果的

朝型タイプの人は寝つきが比較的よく朝の目覚めも良いとされます。

そのため、起床後の数時間は集中しやすく、午前中から高い生産性を発揮しやすい傾向があります。

また、早寝早起きの習慣がついているため、一日の時間管理が安定しやすい特徴があります。

ただし、規則正しい生活に慣れているため、生活リズムが崩れると体調や集中力に響が出やすい点には注意が必要です。

規則正しい生活習慣を意識的に維持し、突発的に睡眠不足の際は早めに休養して睡眠時間を確保するど、十分注意するようにしましょう。

夜型タイプ|夕方〜夜のクリエイティブ作業に強い

夜型の人は夕方〜夜にかけて集中力が高まりやすく、クリエイティブな思考や自由な発想を活かす作業に適しています。

たとえば、文章の執筆、アイデア出し、創作活動(イラスト、作曲など)、プレゼン資料の構成づくりなど、自由度の高いタスクを夜に回すことで、自分のリズムを活かしやすくなります。

ただし、社会生活は朝型に合わせて設計されているため、起床後すぐに日光を浴びて体内時計を整えたり、就寝前のブルーライトを控えるなど、必要に応じて少しずつ朝型寄りにシフトしていくのも有効です。

「夜型」であることを無理に否定せず、自分の得意な時間帯を活かす工夫が、生産性向上のカギとなります。

生活習慣が乱れると時間帯に関係なく集中力が低下する


ここまで集中力と時間帯の関係を解説しましたが、心身のコンディションが整っていなければ効果は期待できません。

つまり睡眠不足や慢性的な疲労などで生活リズムや健康状態が乱れていると、時間帯に関係なく集中力は低下します。

「ついつい夜更かししてしまう」など、意識次第ですぐ解決できる場合は、生活習慣を見直しましょう。

受験生など長期的に負荷が続く人は、心身の健康が保てるように勉強のスケジュールや目標を考えることも大切です。

キツネさん

何よりもまず自分の体を大切にすることで、自ずと集中力アップにも繋がっていくということですね。

参考:代々木ゼミナール大阪南校コラム 大学受験に向けた勉強コツとは?勉強のやる気が出ない原因と対策をご紹介

まとめ|自分のピーク時間を把握して集中力を最大化しよう

本記事では、集中できる時間帯の基本的なリズムと、一番集中できる時間を勉強や仕事にどう活かすかについて解説しました。

午前中は企画や復習に最適で、夜は暗記やインプットに向いています。

また昼食後や夕方など集中力が落ちやすい時間帯も理解することで、効率的に対策を立てられるのです。

自分のピーク時間を知り、最適な作業を当てはめることで成果を大きく伸ばせます。

今日から自分の時間の使い方を見直し、集中力を最大化する習慣を実践してみましょう。

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キツネさん

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監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Wonder Education 代表取締役

#株式会社Wonder Educationとは?

Wonder Educationは関わっていただいた全ての方に驚愕の脳力開発を体験していただき、
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#記憶術に対する想い

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「人、人、人、全ては人の質にあり。」
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