映像記憶とは?効果的なトレーニング方法7選とアプリ活用術も紹介

「一度見ただけで完璧に覚えられたら…」そう思ったことはありませんか?

それを可能にするのが「映像記憶」です。

映像記憶とは、見たものを写真のように正確に記憶できる力で、もともと持っている才能と思われがちです。

しかし、映像記憶はトレーニングで後天的に鍛えることも可能です。

本記事では、右脳を活用する映像記憶トレーニング法7選をはじめ、初心者向けアプリや100日間で記憶力を伸ばす実践プログラムなど、初心者にもわかりやすく解説します。

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講師プロフィール

日本一の記憶博士

吉永 賢一

偏差値93

東京大学理科3類合格

IQ180を持つメンサ会員

講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導

記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師

書籍出版や雑誌掲載多数!

映像記憶とは

映像記憶は、見た光景をまるで心の中で再生できる「写真のように正確な記憶」です。

とくに右脳による視覚処理が深く関わっており、後天的に高める訓練法も存在します。

このセクションで、映像記憶の定義と脳メカニズムを見ていきましょう。

写真のように覚える「映像記憶」の定義

映像記憶(eidetic memory)は、短時間で見た場面や数字などを非常に詳細に記憶できる能力を指します。

多くの場合、視覚刺激が取り去られた後も数十秒〜数分、頭の中に「映像」が残る特徴がありますが、これはごく珍しく、特に成人ではほぼ存在しないとされています。

なお、「写真記憶」とは異なり、完全な記録ではなく、あくまで極めて鮮明な「心象」です。

右脳の働きと視覚記憶の関係

視覚情報は左視野から右脳へと処理され、右脳は空間処理やイメージの記憶をつかさどります。
研究では、刺激された右脳が視覚的統計学習に優位であることが示されており、この能力が映像記憶に深く関与しているとされています。

さらに、MITの報告では視覚的なイメージ情報が左右の脳半球間で統合されながら記憶として保持されることも示唆されており、右脳活性化が映像記憶トレーニングの鍵になる可能性があります。

映像記憶のメリット

次に、映像記憶のメリットを見ていきましょう。
主なメリットは以下の3つです。

  • 学習の際に効率的に暗記できるようになる
  • 仕事のパフォーマンスが向上する
  • 日常生活が便利になる

それぞれ解説していきます。

学習の際に効率的に暗記できるようになる

映像記憶のメリットのひとつは、学習の際に効率的に暗記できることです。

視覚的なイメージを活用することで、情景としての記憶が形成され、記憶の定着度が高くなります。具体的なイメージを思い出すことで、情報の再現性も向上し、暗記が容易になるわけです。

また、映像記憶は脳の情報処理を活性化させるため、学習効果も向上させることができます。したがって、映像記憶を活用することで、効率的な暗記が可能となります。

仕事のパフォーマンスが向上する

映像記憶のメリットのひとつは、仕事のパフォーマンスが向上することです。

映像記憶を活用することで、情報の視覚化やイメージ化が可能となります。これにより、重要なデータやタスクの詳細を鮮明に覚えることができるでしょう。

また、映像記憶は情報の結びつきを強化し、アイデアの発想や問題解決能力を高める効果もあります。

さらに、映像記憶を活用することで、会議やプレゼンテーションでの情報の記憶や伝達も容易になるでしょう。したがって、映像記憶は仕事のパフォーマンスを向上させる重要なツールとなります。

日常生活が便利になる

映像記憶のメリットのひとつは、日常生活が便利になることです。

たとえば、買い物リストや予定表を映像としてイメージ化することで、視覚的に確認しやすくなります。

また、場所や地図を映像で覚えることで、迷子になることも減るでしょう。

さらに、映像記憶は物事の順序や手順を視覚的に覚える助けとなり、複雑な作業の効率化や失敗の軽減にも役立ちます。

これらの要素から、映像記憶は日常生活をスムーズにするための役立つツールとなります。

映像記憶のデメリット

次は逆に、映像記憶のデメリットを見ていきましょう。
主なデメリットは以下の3つです。

  • 多すぎる情報によって脳が混乱する可能性がある
  • 他者のプライバシーを侵害するおそれがある
  • 周囲から過度な期待を受ける可能性がある

それぞれ解説していきます。

多すぎる情報によって脳が混乱する可能性がある

映像記憶のデメリットのひとつに、多すぎる情報によって脳が混乱してしまう可能性があることが挙げられます。

映像は視覚的に強い印象を与えるため、情報過多になると脳が情報を処理するのに追いつかなくなります。

これにより、集中力や判断力の低下、情報の混乱などが起きるおそれもあります。

また、映像記憶に頼りすぎると、実際の経験や思考力が鈍ってしまう恐れもあります。適切な情報の管理や映像とほかの記憶手段のバランスが重要であり、映像記憶の使用には注意が必要です。

他者のプライバシーを侵害するおそれがある

映像記憶のデメリットのひとつは、他者のプライバシーを侵害するおそれがあることです。

映像は視覚的な情報を記憶するため、誤って他人の個人情報や秘密を覚えてしまう可能性があります。

また、映像を共有する際には、他人の同意なしに個人情報が公開される可能性も。

プライバシー権を尊重するためには、映像記憶を使用する際は慎重に情報の取り扱いを考慮し、適切な手段で保護する必要があります。

周囲から過度な期待を受ける可能性がある

映像記憶のデメリットのひとつは、周囲から過度な期待を受ける可能性があることです。

映像記憶が高い精度で情報を記憶できる場合、他人は常に正確な情報を期待し、それに依存する傾向が生じるかもしれません。

しかし、映像記憶も失敗や誤りが起こる可能性があります。そのため、過度な期待を抱かれることでプレッシャーやストレスを感じることもあるでしょう。

映像記憶を利用する際には、限界や誤差もあることを周囲に理解してもらう必要があります。

映像記憶による瞬間記憶力を鍛えるトレーニング方法

ここからは、映像記憶による瞬間記憶力を鍛えるトレーニング方法を紹介していきます。
ここでは、以下の7つを解説します。

  • 場所法
  • 連想結合法
  • 基礎結合法
  • ペグ法
  • ストーリー法
  • 右脳速読法
  • 語呂合わせ

それぞれ順に見ていきましょう。

場所法

「場所法」は、映像記憶の瞬間記憶力を鍛えるためのトレーニング方法です。

具体的には、覚えたい情報を特定の場所にイメージ化することで記憶する方法です。

たとえば、頭の中に自宅のリビングを思い浮かべ、そこに覚えたい情報を配置すると、その場所ごとに情報を思い出すことができます。

このトレーニングは効果的であり、脳の記憶力や結合力を高めることができます。

関連記事 : 最強の記憶術「場所法」の使い方!勉強や仕事に役立つポイントを解説

連想結合法

「連想結合法」も、映像記憶の瞬間記憶力を鍛えるトレーニング方法のひとつです。

この方法では、異なる情報をリンクさせてストーリーとして覚えます。

たとえば、覚えたい単語やアイテムをイメージ化し、それらを順番に結びつけてストーリーを作ります。この結びつきを通じて情報の記憶が定着しやすくなるわけです。

たとえば「猫」と「パジャマ」を繋げて「猫がパジャマを着て寝ている」という風にイメージすることで、覚えやすくなります。

このトレーニングは創造力と連想力を鍛える効果もあります。

基礎結合法

「基礎結合法」も、映像記憶を鍛えるためのトレーニング方法のひとつです。

この方法では、覚えたい言葉や情報を特定の場所や物と結びつけてイメージ化することで、記憶を強化します。

たとえば、覚えたい言葉を自宅のドアノブに結びつけてイメージし、関連づけることで記憶しやすくなります。

このトレーニングは、覚えたい言葉を具体的なイメージと結びつけることで、頭に残りやすくなるという基本的な記憶法です。

ペグ法

「ペグ法」は、釘で物を打ち付けて固定するように「対象」と「対象」を結びつけて記憶する方法です。

たとえば、買い物リストを指を折りながら覚える際に、指に対象をバインドするイメージを作ることで、覚えやすくします。

このトレーニングは、覚えたい情報を物理的なイメージと結びつけることで、記憶力を高める効果があります。

視覚的なイメージを活用するため、効果的な記憶法といえるでしょう。

ストーリー法

「ストーリー法」も、映像記憶を鍛えるためのトレーニング方法のひとつです。

情報を物語の要素として組み立て、イメージ化することで記憶しやすくします。

たとえば、学習内容をキャラクターや場面と結びつけ、ストーリーを作ることで記憶を固定化します。

このトレーニングは想像力を刺激し、情報の結びつきや関連性を強化するため、記憶力向上に効果的です。

視覚的なイメージを通じてストーリーを構築することで、情報の定着度を高めることができます。

右脳速読法

「右脳速読法」も、映像記憶を活用して瞬間記憶力を鍛えるトレーニング方法です。

従来の速読法では左脳を使って読書スピードを上げるのに対し、右脳速読法では右脳の特性を生かして読んだ文章を映像として記憶します。

たとえば、文章を読みながら、それを実際の映画やアニメのシーンと結びつけてイメージ化することで、記憶しやすくなります。

この方法は視覚的なイメージを活用するため、速読だけでなく理解力や記憶力の向上にも効果的です。

語呂合わせ

「語呂合わせ」も、実は映像記憶を鍛えられます。

単語や数字を覚えたい情報と関連付け、韻やリズムを利用したイメージを作ることで、記憶しやすくします。

たとえば、電話番号や暗証番号を覚える際に、それぞれの数字に対応する単語やイメージを作り、関連付けることで覚えやすくなるわけです。

このトレーニングは楽しく創造力を刺激しながら記憶力を向上させる効果があります。覚えたい情報を視覚的に具体化することで、記憶の定着度を高めます。

関連記事:効率よく暗記する方法の決定版!「ラクして覚える」が最強

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映像記憶トレーニングアプリ

映像記憶を効率的に鍛えるには、アプリやオンラインツールの活用も有効です。

初心者向けの無料アプリと子どもの視覚記憶に特化したツールを厳選し、特徴や実践方法をご紹介します。

初心者向け無料アプリ

Blocks – Improve Visual Memoryは、カラフルなブロック配置を覚えることで短期・視覚記憶を鍛えるカジュアルなゲーム形式のアプリです。

Google Playで高評価を獲得しており、楽しみながら記憶力強化に取り組めます

さらに、iOSVisual‑Memoryも、タイルの配置を「写真のように」記憶するトレーニングに最適で、初心者でも取り組みやすい設計です。

子ども向け視覚記憶強化ツール

MentalUPは、子ども向けに設計された脳トレ・記憶ゲーム集で、楽しみながら視覚記憶・集中力を高められます。教育専門家監修のゲームが60種類以上あり、学習効果が高いと評判です。

また、4~7歳向けのMemory & Attention Trainingは、カード型の視覚記憶ゲームを提供し、お子さんの視覚記憶の発達を楽しくサポートします

効率的に記憶力をトレーニングできる「100日間プログラム」のやり方

最後に、効率的に記憶力をトレーニングできる「100日間プログラム」のやり方を紹介します。

100日間プログラムとは、『2万人の人生を変えた超人気記憶マイスターが教える 瞬間記憶術』(田辺由香里、2019年、ぱる出版)で紹介されている記憶のコツです。

100日に分割した記憶術・記憶トレーニング計画を順にこなしていくことで、記憶力を高めるプログラムです。

ポイントは以下の3つ。

  • 目標と目的を明確にする
  • 100日後までの計画を立てる
  • 毎日トレーニングを重ねる

それぞれ順に確認してください。

やり方①目標と目的を明確にする

目標と目的を明確にすることは「100日間プログラム」を成功させるために重要なステップです。

まず、具体的な記憶力の目標を設定し、それを達成する目的を明確にします。

たとえば「100日後には中学英語で英作文できるようになる」といった具体的な目標を定めます。

目標と目的を明確にすることで、モチベーションを高め、計画を具体化させ、100日間プログラムを効果的に進められるでしょう。

やり方②100日後までの計画を立てる

「100日間プログラム」の根幹は、100日間の細かな計画です。

具体的には、毎日のトレーニングメニューや学習内容を日々のスケジュールに組み込み、計画を立てましょう。

この計画を実行し続けることで、効率的に記憶力をトレーニングすることができます。

やり方③毎日トレーニングを重ねる

当然、毎日トレーニングを重ねることも、100日間プログラムを成功させるための重要な手法です。

毎日トレーニングすることで継続性を確保し、記憶力を向上させます。

さらに、タイムリミットを設けることで集中力を高め、効率的な学習が可能となります。

たとえば「10分以内に英単語を10個覚える」など具体的な目標を設定し、毎日コツコツと取り組むことがポイントです。

映像記憶に関するよくある質問

多くの方が抱く「才能かトレーニングか」「写真記憶との違い」「どれくらいで効果が出るのか」などの疑問に、分かりやすく回答します。

映像記憶は誰でも後天的に身につけられますか?

結論から言うと、真の意味での映像記憶、つまり数分間写真のように鮮明に記憶し続ける能力は、非常に稀で主に子どもに見られる現象とされています。

大人がそこまでの能力を後天的に獲得する科学的根拠はほぼなく、訓練によって得られるのは主に連想記憶やイメージ活用力であると理解されています。

映像記憶と写真記憶の違いは?

「映像記憶」は短時間光景を再現できる能力で、「写真記憶」は文章や数字を長期間正確に覚える能力です。

写真記憶の存在には科学的な裏付けが乏しく、むしろ写真記憶と思われる現象は高度な記憶術や反復学習による成果であるという指摘が多数あります。

映像記憶トレーニングの効果が出るまでの期間は?

トレーニングによって得られるのは、本物の映像記憶ではなく、「右脳的な連想力」や「視覚イメージ記憶力」の向上です。

これらは、毎日15分程度、継続して1~3か月実施すれば、暗記力や思い出しやすさに実感が出るケースが多いと報告されています。

最初の成果を感じるポイントは個人差が大きいですが、小さな成功体験を繰り返すことで、やる気が高まりやすくなります。

まとめ|映像記憶を武器にするための第一歩

本記事では、トレーニング法やアプリ、100日間の実践プログラムを紹介してきました。

まずは「場所法」や「連想法」など、最も取り組みやすいトレーニングから始めましょう。

おすすめは「場所法」です。自分の部屋や通学路など、よく知っている場所を頭の中でたどりながら、覚えたい情報を各地点に結び付けていく方法です。

これだけで記憶の鮮明さが大きく変わります。

大切なのは、完璧を目指さず「やってみる」こと。1日10分でも継続することで、右脳型記憶力は確実に高まります。今日から実践し、自分の変化を楽しみましょう。

また、Wonder Educationでは、誰でも記憶力を高められる記憶術講座を提供しています。再現性の高い指導で、記憶力向上とそれによる目的の達成をサポートしていますので、ご興味のある方はぜひ気軽にお問い合わせください。

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関連記事:記憶術とは?おすすめの記憶術6選やトレーニング方法もご紹介

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監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

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