「本を読んでも内容が頭に残らない」「すぐに忘れてしまう」――そんな悩みを抱えていませんか?
実は読書は、単なる知識のインプットではなく、脳を刺激し記憶力を高める効果があります。
しかし、ただ読むだけでは情報が流れてしまい、すぐに忘れてしまうことも少なくありません。
本記事では、読書が記憶力を鍛える理由を脳科学の観点から解説し、記憶に残すための具体的な読書法や習慣化のコツをご紹介します。
さらに、忘れない学びを実現するための「記憶術」についても触れ、あなたの読書をより実りあるものに変える方法をお伝えします。
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講師プロフィール

日本一の記憶博士
吉永 賢一
偏差値93
東京大学理科3類合格
IQ180を持つメンサ会員
講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導
記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師
書籍出版や雑誌掲載多数!

もくじ
なぜ読書は記憶力アップにつながるのか?
読書は単なる情報のインプットではなく、脳全体を使う高度な認知活動です。
読むことで言語処理、理解、想像、記憶など複数の領域が同時に働き、脳が活性化します。
ここでは「脳科学から見た読書と記憶の関係」「認知機能・集中力を高める仕組み」「記憶力低下の予防になる理由」という3つの観点から解説します。
脳科学から見た読書と記憶の関係
読書をすると、言語理解を担う側頭葉だけでなく、記憶や意思決定に関わる前頭前野、視覚情報を処理する後頭葉など、多くの脳領域が同時に刺激されます。
MRIを用いた研究では、文章を読むだけで脳内のネットワークが活性化し、学習や記憶に深く関与することが明らかになっています。
また、読書習慣のある人は長期的に認知機能が保たれる傾向があり、学習能力や理解力の向上にもつながります。
つまり、読書は「脳を動かす総合的なトレーニング」と言えるのです。
参照
: SP速読学院 読書と速読と認知症予防
: 読書習慣と脳の活性化(Newsweek Japan, 2025)
読書が認知機能・集中力を高める仕組み
本を読むときは一文ごとに意味を理解し、次の情報とつなげるという高度な処理を行います。これが脳を「集中した状態」に保ち、認知機能を強化する訓練になります。
イギリス・サセックス大学の研究では、わずか6分間の読書でストレスが約60%軽減し、注意力が回復することが示されました。
また、日本の調査でも読書習慣のある子どもほど認知テストの結果が良好であることが確認されています。
こうした結果は、大人にとっても集中力の持続や思考の柔軟性に役立つと考えられます。
参照 : 6分間読書でストレス軽減(サセックス大学研究, President記事)
読書習慣が「記憶力低下」の予防になる理由
年齢とともに記憶力は低下しやすいですが、読書習慣はその進行を緩やかにする可能性があります。
中高年を対象とした研究では、日常的に本を読む人は認知症リスクが低い傾向が報告されています。さらに、知的活動を続ける人ほど認知的予備力が高く、加齢による認知機能低下が遅れることも明らかになっています。
読書は脳の神経ネットワークを長期的に刺激し、衰えを防ぐ役割を果たすため、「一生使える脳の筋トレ」として推奨されるのです。
参照
: SP速読学院 読書と速読と認知症予防
: 読書習慣と脳の活性化(Newsweek Japan, 2025)
関連記事:エピソード記憶とは?特徴や活用術から、記憶障害との関連について解説!
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法
今から、読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法をご紹介します。
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法は、以下です。
<読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法>
- 方法①:読書時間は1日30分以上がおすすめ
- 方法②:ジャンルにこだわらず好きな本を読む
- 方法③:朝の読書でコンディションも整える
- 方法④:全部を理解しようとしない
- 方法⑤:本のストックは2冊まで
上記を読むと、読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法がわかります。
さっそくみていきましょう。
方法①:読書時間は1日30分以上がおすすめ
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法1つ目は「読書時間は1日30分以上がおすすめ」です。
1日30分以上読書をすることで、ストレスが軽減することが明らかになっています。過度なストレスは脳に負担をかけ、記憶力の低下につながるのです。
職場や人間関係などストレスを感じやすい人は、読書をすると良いでしょう。
日々のストレスを発散することが、記憶力や集中力の向上につながります。
方法②:ジャンルにこだわらず好きな本を読む
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法2つ目は「ジャンルにこだわらず好きな本を読む」です。
記憶力を向上させるためには、まず読書をすることが大切になります。ですので、ジャンルや内容は二の次として、読みやすい本を選ぶと良いでしょう。
自分の好きな本を読むと、自然と集中し、いつの間にか読み終わっていることもあります。
読書をすることで脳を活性化し、記憶力の向上につながるでしょう。
本を選ぶのに苦労するという方は、以下の本選びのコツを参考にしてみてください。
<本選びのコツ>
- 趣味に関連する本を選ぶ
- 本屋の人気ランキングから選ぶ
- ネットで試し読みをしてみる
方法③:朝の読書でコンディションも整える
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法3つ目は「朝の読書でコンディションも整える」です。
1日の初めに読書をすることで、精神のコンディションが整えられます。
朝整えられたコンディションは、長時間にわたって持続する傾向にあるのです。読書がもたらす精神的ゆとりは、集中力と記憶力を向上させてくれます。
記憶力を向上させたい人には、朝の読書がオススメです。
朝の読書には自分の「バイブル」となっている本を繰り返し読むと良いでしょう。「バイブル」を読むと、目標を再確認でき、フレッシュな気持ちでスタートできるのです。
また読書のお供には、記憶力を向上させてくれるコーヒーがオススメです。
以下の記事では、コーヒーの飲み方について解説しているので、読んでみてください。
<合わせて読みたい>
方法④:全部を理解しようとしない
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法4つ目は「全部を理解しようとしない」です。読書を習慣にしている多くの人も、一言一句読んでいるわけではありません。
全体をサラッと読むことで内容を理解し、楽しむことができます。
読めない漢字を検索していては、全体の内容を掴むことは難しいでしょう。映画やドラマを観るように気軽に読み切るようにしましょう。
読書を継続することが、記憶力の向上につながるのです。
<読書中にオススメできない行為>
- 1つの文章の意味を正確に理解しようとする
- 読めない漢字を検索する
- 読み終わったページをさかのぼる
オススメできない行為をしてしまうと「読書が面倒なこと」と思い込んでしまいます。すると、 次の1冊をなかなか読む気になれません。
慣れるまでは、負担を感じないように読書をしましょう。
方法⑤:本のストックは2冊まで
読書で記憶力アップ!具体的な5つの方法5つ目は「本のストックは2冊まで」です。
読書を始めようと書店に行くと、魅力的なたくさんの本に出会うでしょう。ついつい多くの本を買ってしまいがちですが、これはNGです。
買い過ぎた本は、以下のような悩みのタネになってしまいかねません。
- 買ったことに満足して、本棚に放置
- 本を買い過ぎてどれから読もうか悩む
- 買った時は読みたかったけど、今ではそこまで読みたくない
まずは1冊、多くても2冊までのストックにとどめるようにしましょう。継続的に読書をすることで、記憶力の向上につながります。
ストックが少ないと、本を読み切った達成感をすぐに味わえるのです。
次の本を探すワクワク感を定期的に味わうことも、読書を楽しむ秘訣といえるでしょう。
読書内容を忘れないための工夫
読書後のアクションを工夫することで、インプットした内容をより強く記憶に定着させることができます。
ここでは、「短い要約」「印象的フレーズのメモ」「アウトプット」「記憶術を活用した定着方法」の4つの観点から対策を解説します。
印象に残ったフレーズをノートやスマホにメモする
読みながら心に響いた言葉や文章を、その場でメモに残すことで、脳内に強い記憶のフラグが立ちます。それにより重要な情報として扱われ、長期記憶に移りやすくなります。
さらに後から見返す習慣を加えると、記憶の再活性にもつながります。
スマホメモでも手書きでも構いませんが、自分にとって取り出しやすい方法を選ぶのが継続の鍵です。
読書後に1分だけ内容を要約する
読書終了後すぐに1分間だけ内容を要約することで、自分の理解を確認しながら記憶の定着が強化されます。
心理学では「自分の言葉でまとめること」が記憶力向上につながるとされ、情報をただ読むだけより深い理解が得られる訓練になります。ただし、上手に要約するには慣れも必要なので、最初は重要なキーワードや構造だけでもよいでしょう。
人に話す・SNSで共有するアウトプット読書法
読んだ内容を誰かに話す、もしくはSNSでシェアする「アウトプット」は、最も記憶の定着に有効な方法のひとつです。
教育統計で「他人に教える学習法は90%の定着率」というデータもあるほどですから、書評投稿や友人との会話を通して自分の言葉で再構築することで、忘れにくい記憶づくりが可能になります。
参照 : キャリア教育ラボ ラーニングピラミッド
記憶術を活用して読書の内容を強く定着させる
忘れたくない読書体験には、「記憶術」の活用が強力な手段になります。
例えば、ストーリー法やイメージ化を使うと、テキスト情報が感覚と結びついて記憶に長く残ります。また、記憶術では「読んでから7〜10日以内に3〜4回アウトプットする習慣」が記憶定着の黄金ルールとされており、学習効率を大幅に高めます。
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記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツ
今から、記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツをご紹介します。
記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツは、以下の3つです。
<記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツ>
- コツ①:スマホを見えない場所に移動させる
- コツ②:敷居が高い本は読まない
- コツ③:好きな場所で読書する
上記を読むと、記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツがわかります。
さっそくみていきましょう。
コツ①:スマホを見えない場所に移動させる
記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツ1つ目は「スマホを見えない場所に移動させる」です。
読書が習慣になるまでは、本を開いてもなかなか集中することができません。
ですので、集中を妨げるものは近くに置かないようにしましょう。
特にスマホの通知音は厄介です。読書をするときは電源をoffにするのも良いでしょう。
気になる場合は、以下のような目に見えない場所に移動させることをオススメします。
<読書する時のスマホの隠し場所>
- 別の部屋に置く
- バッグの中に入れる
- 引き出しに収納する
コツ②:敷居が高い本は読まない
記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツ2つ目は「敷居が高い本は読まない」です。
自己成長のために読書を始める人は、レベルの高い本を選んでしまいます。しかし、レベルの高い本は、難しい単語や言い回し、複雑な内容のオンパレードです。
次第に読む気が薄れてしまい、多くの人が途中で諦めてしまいます。
本を読む習慣が無い人は、自分で読めそうな本から始めてみるのがオススメです。
以下はあくまで1例ですが、本選びにお困りの人は参考にしてみてください。
<読書を習慣にするためのステップ>
- ステップ①:映画やドラマの原作小説
- ステップ②:本屋大賞作品(書店員が選ぶお客様に読んで欲しい本)
- ステップ③:自己啓発や専門書
コツ③:好きな場所で読書する
記憶力アップに効果的な読書を習慣にするためのコツ3つ目は「好きな場所で読書する」です。
例えば、勉強に集中したい時には、以下の場所に行ったりしませんか?
- 学校
- 図書館
- 塾
人それぞれ行く場所は異なるはずです。読書も同じように、しっくりくる場所があります。
好きな場所で読書をすると、本の世界に入り込むことができるでしょう。家では没頭できなかった本も、公園のベンチなら集中できたということは、決して珍しくありません。
こうした場所を見つけることで無理なく読書を習慣にすることができるでしょう。
以下の記事では、読書に集中するためのコツとオススメの場所を紹介しています。
読書をする場所を決めかねている方は、ぜひ参考にしてみてください。
<合わせて読みたい>
読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果とは?
今から、読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果をご紹介します。
読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果は、以下の3つです。
<読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果>
- 効果①:語彙力が養われる
- 効果②:新しい価値観が身に付く
- 効果③:気分をリフレッシュできる
上記を読むと、読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果がわかります。
さっそくみていきましょう。
効果①:語彙力が養われる
読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果1つ目は「語彙力が養われる」です。
読書をすることで、知らない言葉の使い方や表現方法に触れることができます。
読書が習慣になると、知らなかった表現方法が自然と身につくでしょう。
語彙力が増えると、以下のようなメリットがあります。
<語彙力が増えるメリット>
- 話の引き出しが増える
- 雑談力が向上する
- 交渉力がアップする
- スピーチやプレゼンが上手になる
- アイデアがたくさん出る
効果②:新しい価値観が身に付く
読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果2つ目は「新しい価値観が身に付く」です。
自分自身の価値観で生活していると、アイデアが出づらくなってしまいます。読書をすることで、 新しい価値観を身につけることできるのです。
新しい価値観は、仕事のクオリティ向上やアイデア発想につながるでしょう。
歳を重ねるにつれて、考え方や発想が偏ることも少なくありません。
読書を習慣にして、柔軟な考え方や発想力を養っていきましょう。
効果③:気分をリフレッシュできる
読書習慣がもたらす記憶力アップ以外の効果3つ目は「気分をリフレッシュできる」です。
興味のある本を読んでいると、周りの音が聞こえないほど集中していた経験はありませんか?読書中は、嫌なことやストレスも忘れさせてくれるくらい集中しています。
読み終わった後には、爽快な気分になり、ストレスも吹き飛んでいるでしょう。
以下の記事では、気分リフレッシュと記憶力アップ効果がある瞑想について解説しています。
読書の休憩中にもできる簡単な方法を紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
<合わせて読みたい>
まとめ|読書×記憶術で「忘れない学び」を手に入れよう
読書は脳を刺激し、記憶力や集中力を高める優れた習慣です。しかし、ただ読むだけでは記憶が薄れ、「読んだのに思い出せない」という悩みにつながります。
そこで大切なのが、読後の工夫と記憶術の活用です。要約・メモ・アウトプットに加えて記憶術を取り入れることで、理解と定着は飛躍的に向上します。
読書×記憶術こそが“忘れない学び”を実現する近道です。
そして、その実践をサポートしてくれるのがWonderの記憶術プログラムです。
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