キツネさん
テレビやインターネットなどで活躍するIQが高い人を見て「羨ましいな」と感じることってありますよね。
「IQは子どものうちに決まる」「大人になったら上げられない」と思われがちですが、実はIQはいくつになっても向上できるものなんです。
この記事では「IQを上げる方法」について、子ども・大人の両方の視点から解説します。
「子どものIQを高める方法に興味がある」「大人でもIQを上げられる方法が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キツネさん
もくじ
知っておきたいIQの基礎知識
よく頭の良さと関連づけられる「IQ」ですが、具体的には人間のどんな能力を指した言葉なのでしょうか。
まずはそんな「IQ」についての基礎知識から解説していきます。
そもそもIQとは?
IQとは、以下のように定義される言葉です。
Intelligence Quotientの略。知能のレベルや発達段階を検査によって割り出した数値。知能指数とも呼ばれる。
「知能」とは、一般的に「あらゆる状況で臨機応変に対応するための基本的な能力」と定義されます。
知能検査の役割は「理解力」「知識」「課題解決能力」といった力を総合的に判断し、知能や発達の水準を「IQ」という尺度で評価することです。
その評価を基にして、被験者に「発達支援が必要か」「どんな指導方法が効果的か」を導き出すことができます。
IQが高い=頭がいいとは一概には言い切れない
IQは「頭の良さを表す指標」として認識されることが多いです。
しかしIQを測る知能検査では「1つしかない答えをいかに素早く正確に導き出せるか」という、断片的な能力しか測ることができません。
本当の意味で「頭がいい人」には、答えが一つでないものを追究する「多角的なものの見方」など、あらゆる力が備わっているものです。
つまりIQは部分的な指標にすぎず、「IQが高い=頭がいい」と一概には言い切れないということを、前提として覚えておきましょう。
参照:岡山理科大学 たんQシリーズ Vol.27『図鑑 教育』
IQを調べるテストはどこで受けられる?
「正式にIQを測ってみたい」という方は、知能検査に対応した病院を受診することがおすすめです。
知能検査は発達心理学との関連も深いため、精神科や臨床心理士のいる病院で実施されていることが多いでしょう。
また、最近ではオンラインで受け付けているものや、簡易的にインターネットで無料測定できるものもあります。
キツネさん
IQが高い人はどんな傾向がある?
「IQが高い」と言われる人たちは、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。
ここではそんな「高いIQを持つ人の傾向」についてまとめました。
学習能力が高い
IQが高い人は一般的に「学習能力が高い」と言われています。
学習能力とは、以下のような「効率よく学習を進めるために必要なあらゆる能力」を指す言葉です。
- 暗記したり、覚えたりする力
- 計算能力
- 想像力
- コミュニケーション能力
個人差はありますが、高いIQを持つ人はこの総合的な学習能力に優れているため、一つの物事から多くの学びを得ることができます。
この能力を活かして学びを深めることで、さらに学習能力に磨きがかかるというサイクルが生まれるのも彼らの特徴と言えるでしょう。
集中力・記憶力に優れている
先ほどの「学習能力」の一部としても挙げられますが、IQが高い人は「集中力・記憶力」に優れていることも多いです。
基本的に、学習や仕事において「集中して学ぶ」ことができると、学んだことに対する理解も深まりやすくなり、その分記憶にも残りやすくなります。
高いIQを持つ人は、こうしたサイクルを自然に作ることができているため、結果として高いパフォーマンスが発揮できる傾向にあるのです。
情報処理能力が高い
また、IQの高い人は「情報処理能力」にも長けている傾向にあると言われています。
- 少ない情報だけで、状況や課題を整理することができる
- 効率よく学習や作業を進めることができる
- とっさの出来事にも柔軟に対応できる
頭の回転が早いことで、このようにあらゆる情報をすばやく脳内で処理できます。
関連記事:ズバリIQが高い人はこんな人!特徴や習慣、共通点を紹介
「子どものうちにIQを上げておくといい」と言われる理由は?
昔からよく「子どものうちにIQを上げておくのが大事」と言われていますよね。
こう言われるのには、人の脳の成長期間は「幼児期にどれくらいのIQに達していたか」に左右される傾向にあるから、という理由があります。
つまり、子どものうちから知能を育てておくことで脳の成長期間が長くなり、結果としてIQを継続的に伸ばしやすくなるのです。
【子ども向け】IQを上げる方法は?
では、小さい子どものうちから知能を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。
実は漠然と「小さいときから勉強させる」ことよりも、もっと大切で有効な方法があることが、たくさんの研究でわかっています。
ここでは、そんな子ども向けのIQを上げる方法について、詳しく解説していきます。
- 音読する・読み聞かせする
- 家族が積極的にコミュニケーションをとる
- 「あそび」を積極的に取り入れる
音読する・読み聞かせする
絵本などを声に出して音読したり、誰かが読み聞かせたりすることは、脳に非常にいい刺激を与え、知能の向上につながると言われています。
また、本の中の言葉を耳から聞き取ることで、早いうちから高い語彙力を身につけることができます。
何か新しいものに触れたり、学んだりするとき「言葉を理解できるかどうか」は、そこから得られるものを大きく左右しますよね。
つまり音読や読み聞かせによって言語能力を高めることは、子どもの学びの世界を広げ、それが結果的にIQ向上にもつながるということです。
家族が積極的にコミュニケーションをとる
たとえ言葉のわからない乳幼児であったとしても、家族が積極的に声をかけ、コミュニケーションをとることは非常に大切です。
- 子どもと対面しながら直接話しかける
- 丁寧に、ポジティブな言葉を選ぶようにする
- 「これはなに?」といった問いかけを積極的に行う
上記のことを意識しながら積極的に話しかけることで、音読や読み聞かせと同様に語彙力の向上や、高いコミュニケーション能力にもつながるのです。
これは、お腹の中にいる胎児に対しても効果があると言われています。明るい言葉を選び、たくさん「声をかける」「語りかける」ことを意識してみましょう。
「あそび」を積極的に取り入れる
子どもの頃から「あそび」を積極的に行うことで、IQが高まると言われています。
「あそび」は一見楽しむことだけが目的に見えて、実はたくさんの学びを得られるものです。
「こうしたらどうなるのかな」「こうするにはどうしたらいいんだろう」という様に、子どもたちはあそびながら様々な思考を巡らせています。
興味や関心の赴くまま、楽しみながら学びを深められる「あそび」を子どもたちの生活に積極的に取り入れてみましょう。
関連記事:【家庭でできる】幼児の記憶力を鍛える5つのトレーニング | 習い事も
大人になってからでもIQは上げられる!
キツネさん
安心してください。子どものうちだけでなく、成人してからもIQはどんどん高めていくことができます。
かつては「IQは遺伝子と幼い頃の環境で決まる」「それ以降は変えられない」という説が一般的でした。
しかし現在はあらゆる研究により、トレーニングや学習を通して脳を活性化させることで「いくつになってもIQは上げられる」ことがわかっています。
成人になると歳を重ねると共に脳は老化してしまいますが、IQを上げる努力をすることで、いつまでも若々しい脳を保つことにもつながるでしょう。
【大人向け】IQを上げる方法は?
ここからは具体的に、大人向けの「IQを上げる方法」について紹介していきます。
「IQを上げたい」という方はもちろん、IQに自信がある方も今の状態を維持できるよう、ぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね。
- 積極的に読書する
- 適度な運動習慣をつける
- 瞑想を取り入れる
- 隙間時間に脳トレを取り入れる
積極的に読書する
本を読むとき、人は脳の中の様々な能力を活用しています。
積極的に読書することで、その能力が鍛えられ、結果的にIQの向上にもつながっていくのです。
さらにその能力を活性化するために、読書という行動に様々な要素を加えてみましょう。
- 音読する
- 読んだ内容を要約するor誰かに説明する
- 感想をまとめる
- 本を選ぶときはジャンルが偏らないようにする
- 複数の本を同時並行で読み進める
このように普段の読書+αの行動を取り入れることによって、さらに脳を活性化させることができます。
適度な運動習慣をつける
適度な運動は脳を活性化させ、その後のパフォーマンスや集中力を高める効果があると言われています。
日々の生活の中に、ウォーキングやストレッチなど、疲れすぎない程度の軽い運動を取り入れてみましょう。
また、体を動かしながら頭を使う「集団競技」のスポーツも、IQを高めるのに効果的と言われています。
野球やフットサル、バスケットボールなど、チームプレーや戦略を意識するスポーツを定期的に行うこともおすすめです。
幼い頃から集団競技のスポーツを行うことで脳を活性化させながら、論理的思考力や人とのコミュニケーション能力を養えるとも言われています。
瞑想を取り入れる
「IQが低い」と悩まれている方は「脳が疲れた状態にある」などの理由で、本来の力が発揮できていないだけかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、生活の中に「瞑想を取り入れる」ことです。
5分〜10分の間、目を閉じて呼吸に集中し、頭の中を空っぽにすること。「マインドフルネス」とも呼ばれる。
瞑想には脳を休ませリラックスさせる効果があり、それによって脳のパフォーマンスを高めることができます。
この瞑想を毎日の隙間時間に取り入れることで、脳の疲れもとれて本来の力を発揮することにつながりますよ。
隙間時間に脳トレを取り入れる
数年前にゲームで流行した「脳トレ」も、脳を活性化してIQを高める効果が期待できます。
一般的に「計算」「パズル」などが主流ですが、こうしたちょっとした脳のトレーニングを少しずつ積み重ねることも大切です。
最近ではスマートフォンを使ってアプリでもできるので、移動中などの隙間時間に脳トレを取り入れてみるといいでしょう。
関連記事:無料でできる!おすすめの記憶力をアップさせるアプリを紹介
IQを上げる食べ物は?
そして、意外にもIQを高めるために鍵を握るのが「食べ物」です。
最近は「脳にいい食事」に関する書籍も豊富に出版されるなど、その効果に注目が高まっています。
脳を活性化して高いIQを保つためには、規則正しい食生活の中で栄養価の高いものを選ぶことが重要です。
最後にIQを高める効果が期待される食べ物の例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
魚
魚には、人間の脳に欠かせないものの一つである「DHA」が豊富に含まれています。
そんな「DHA」を継続的に摂取することで、脳の活性化や記憶力・判断力の向上が期待できます。
- マグロ
- サンマ
- カツオ
- サバ
逆にDHAが不足してしまうと、脳の機能が低下して異常をきたしたり、認知症やうつ病を引き起こしたりする恐れがあると言われています。
その他、魚には体の健康にもいい栄養素が豊富ですので、定期的に食事に取り入れると健康な食生活につながるでしょう。
ブルーベリー
「目にいい」ことで知られるブルーベリーですが、実は脳を活性化する効果もあることをご存知でしょうか?
- 加齢による認知機能の低下を抑える
- 記憶力の低下を抑制する
- 脳を活性化させるドーパミンが分泌されやすくなる
- 脳にいいとされるビタミンや栄養素が豊富に含まれる
また、ブルーベリーに含まれる栄養素には、がんや脳卒中といった病気を防ぐ効果もあるとされています。
まさに「スーパーフード」と言えるブルーベリーを、ぜひ積極的に食事に取り入れてみてください。
野菜
誰もが体にいいと知っているであろう野菜ですが、実は脳にもいい効果をもたらしてくれるんです。
野菜や果物に含まれる「葉酸」は、動脈硬化やアルツハイマー病、認知症などの原因となる物質を減らす効果があるとされています。
また、野菜は脳の発達を活性化する栄養素が豊富であるため、子どもの頃にしっかり食べておくと、その分脳が成長し、IQ向上にも良い影響があります。
野菜を摂らないジャンクフードなどの加工済み食品中心の食生活は、子どもの発達に悪影響であるという研究結果もあります。
キツネさん
まとめ
IQを高める上で大切なのは、日々の習慣や食生活の中で「脳を活性化させる」効果のある行動や食べ物を取り入れることです。
そうすれば、子どもか大人かにかかわらず、IQを始めとする脳の力を少しずつ確実に伸ばしていくことができます。
「今更IQを上げるなんて無理」と諦めず、できそうなことから一つずつ、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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