キツネさん
「年を重ねると集中力は下がっていくもの」と思っている方は多いです。
しかし実際は年齢に関係なく、生活習慣の見直しや対策を行うことでいくつになっても高い集中力を維持できます。
また、子どもも同じように、習慣や環境次第で幼いうちから集中力を発揮したり養ったりすることが可能です。
今回は、そんな集中力と年齢の関係についての解説と共に、子どもも大人もできる集中力を高める方法を紹介していきます。
キツネさん
もくじ
年齢に関係なく集中力は高められる!
結論から言うと、集中力は年齢に関係なく高められます。
私たちが普段、集中力を発揮できなくなる大きな原因は、年齢以外にある場合がほとんどです。
集中力は、日常生活の中で少しの習慣や心がけを持つことで「いくつであっても」「いくつになっても」養うことができます。
キツネさん
集中力の持続時間と年齢の意外な関係
「集中力は年齢に関係なく高められる」とはいえ、集中力と年齢の間には関係性があることは事実です。
ここではまず、集中力について考える上で知っておきたい集中力の持続時間と年齢の意外な関係について紹介します。
集中力のピークは43歳
実は、人間の脳が最も集中力を発揮するピークは43歳頃という研究結果があるんです。
人間の脳は年齢に応じて「最も発揮できる能力」がある程度決まっていることが、同じ研究でわかっています。
- 10代後半:情報処理能力や記憶力
- 30代前半:顔を認識する能力
- 40代前半:集中力
- 60代後半:語彙力
「加齢によって脳は衰える」と思われがちですが、実際は「年齢に応じて人間の知能のあり方は変化していく」と考える方が適切です。
その変化に応じて苦手を補ったり、得意なことを伸ばしたりする意識を持てば、年齢にかかわらず自分の力を発揮することができるでしょう。
加齢による脳の衰えは食い止められる
私たちの脳は、成長を終えると加齢とともに少しずつ萎縮が進んでいくことは事実です。
しかし年を重ねるにつれて脳が衰える原因は、老化以外の影響が大きいと言われています。
- 新しいことを経験したり、学んだりする機会が減る
- 日常生活の中での刺激が少なくなる
逆に言えば、年をとっても刺激を与え続ければ脳は活性化し成長し続けることがわかっています。
つまり、生活習慣や考え方次第で加齢による脳の衰えは食い止められ、集中力も維持できるのです。
関連記事:50代でも記憶力は落ちない!諦める前に取り組みたいトレーニングと習慣の改善
幼児の集中力は年齢+1分
一方、幼児のような小さい子どもにとっても、長時間の集中はなかなか難しいものです。
幼児が一つのことに集中できる時間は年齢+1分が目安だと言われています。
幼い子どもに対しては、いきなり長時間の集中を強いるのではなく、発達段階に合った範囲で集中力を養う意識が大切です。
まずは目安時間内で、少しずつ集中力を発揮できるような環境を整えてあげましょう。
集中力が続かない原因は年齢以外にある
集中力と年齢には少なからず関係はあるものの「集中力がないことを年齢のせいにする」のは少し気が早いかもしれません。
私たちの集中力はとてもデリケートで、日常のほんの些細なことが原因で普段の力が発揮できなくなるからです。
ここでは人の集中力に悪影響を与える原因について紹介していきます。
大人、子どもに関係なく全ての人に当てはまることなので、ぜひ参考にしてみてください。
集中力が散漫になる環境にいる
「なんだか集中できないな」と思ったら、自分がいる場所の周りを見渡してみてください。
- スマホが視界に入る位置にある
- 周りで人がうろうろしている
- 話し声が聞こえる
- 机周りや部屋が散らかっている
集中しづらい原因は、身の回りの環境にあるのかもしれません。
集中力は周囲からの影響を受けやすいため、まずは集中しやすい環境を整えることが重要になります。
睡眠不足
集中力が発揮できない原因は、睡眠不足にある場合も多いです。
厚生労働省によると、日本では睡眠時間が6時間以上〜7時間未満の人の割合が最も多いですが、人間の睡眠時間は6時間では足りないと言われています。
睡眠が少しでも不十分だと脳の疲れがとれないため、集中力も十分に発揮できません。
「睡眠時間が6時間をきっている」という方は、まずは早めに寝て睡眠時間を確保することから始めましょう。
関連記事:集中力が落ちるのは睡眠不足の可能性大!それでも頑張る人のための4つの対処法
ストレスや悩み事を抱えている
私たちが抱えるさまざまなストレスや悩み事が脳に与える悪影響は非常に大きいです。
ストレスや悩み事があると脳は無意識にその処理に追われ、多くのエネルギーを使ってしまいます。
日常的にストレスや悩み事を抱えていると脳は疲れた状態になり、本来のパフォーマンスを発揮できません。
その結果、集中力だけでなく、記憶力などの低下にもつながってしまうのです。
タスクが多い
忙しい毎日の中で「常に多くのタスクを抱えている」方も多いでしょう。
タスクがたくさんある状況は、目の前のことに集中する力を削いでしまいます。
- 他のタスクが気になり、目の前のことに集中できない
- やることが多く「早く終わらせなくては」と焦ってしまう
- 周りの人からのプレッシャーを感じてしまう
タスクが多いと他人からはもちろん、自分でも無意識のうちに焦りやプレッシャーなどの負担を脳や心に与えてしまうのです。
参照:GLOBIS CAREER NOTE 集中力が続かない!集中を妨げる3つの原因と維持する方法
関連記事:集中力が続かない3つの原因を解説!集中力を復活させる方法は?
大人・子どもに関係なく集中力を持続する習慣
集中力が低下する原因がわかったところで、次は集中力を持続させる方法を解説します。
年齢に関係なく集中力を発揮するために、以下の5つの習慣を日常に取り入れることを意識してみましょう。
- 集中できる環境を整える
- 短時間で区切りながら作業する
- 定期的に体を動かす
- 常に好奇心を持って生きる
- 集中力がないのを「年齢のせい」にしない
集中できる環境を整える
集中力を持続させたいときは、まず集中できる環境を整えましょう。
- スマホを視界に入らない場所に置く
- デスク周りや部屋を片付ける
- 静かな場所または適度な雑音がする環境に行く
- カフェなど周りに人がいる場所を選ぶ
とはいえ「無音の環境が集中できる」「雑音がある方がいい」など、集中しやすい環境の条件には個人差があります。
まずは自分の集中力の傾向を知るために、いろんな環境で試してみるのもおすすめです。
短時間で区切りながら作業する
人間はそもそも、長時間集中力を保つのが苦手な生き物です。
それでも長時間集中力を発揮する必要がある場合は、作業を短時間で区切りながら進めるのが効果的です。
「15分作業+5分休憩」「25分作業+5分休憩」など、作業量や自分のペースに合わせて時間を設定してみましょう。
お子さんの集中力を維持したい場合も、あそびや勉強を短時間で区切り、休憩や気分転換をこまめにはさむのがおすすめです。
定期的に体を動かす
意外と知られていませんが、運動不足は脳にも多くのリスクをもたらします。
私たちは忙しく働いていると、どうしても同じ姿勢で過ごす時間が長くなりがちです。
すると血流や代謝はどんどん悪くなり、脳に大きな悪影響を与えてしまいます。
実際に、運動不足は「認知症リスクを増加させる」という研究データもあるほどです。
できるだけ長時間同じ姿勢をとることは避けるようにし、定期的に体を動かすようにしましょう。
常に好奇心を持って生きる
何かを「知りたい」「学びたい」と思うことは、私たちの脳を活性化してくれます。
これは子どもはもちろん、年を重ねた大人にも共通して当てはまることです。
- 「面白そうなことはないか」と常にアンテナを張る
- 知りたいと思ったことは積極的に調べてみる
- 新しいことを学ぶ意識を持ち続ける
このように常に好奇心を持って生きることで健やかな脳が保たれ、日常生活の中でも集中力を発揮しやすくなるでしょう。
集中力がないのを「年齢のせい」にしない
特に年を重ねてくると、集中力が発揮できないのを「年齢のせい」にしてしまいがちです。
しかし実際は、年をとっても脳を活性化し続けることで老化や萎縮は抑えられます。
せっかく方法があるのに「年だから仕方ない」と諦めてしまうのはもったいありません。
集中力の低下を感じても年齢のせいにせず、前向きに改善を目指す意識をもつようにしましょう。
集中力が続かないときにおすすめの対処法
最後に、集中力が続かない場合の対処法を紹介します。
誰でも「集中力が切れた」「どうしても集中力を維持できない」という事態におちいるリスクはあります。
そんなときにもうまく対処して、上手に集中状態を取り戻していくことが大切です。
また、本格的に集中力を鍛えるトレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
関連記事:子供も大人もできる!集中力を高めるトレーニングを紹介
短時間の仮眠をとる
「睡魔におそわれて集中が途切れる」場面は多いと思います。
どうしても眠いときは、潔く短時間の仮眠をとるのがおすすめです。
短時間眠る行為は「パワーナップ」とも呼ばれ、脳をリフレッシュしてくれます。
重要なのは「短時間」という部分で、20分程度が最も効果的です。
長く眠りすぎると逆効果になってしまいます。
- アラームを設定する
- 横にならず、机に突っ伏すor椅子に深く座って眠る
など、深い眠りにならないように対策しましょう。
参照:河合塾 医進塾 医学部生のおすすめ勉強法 集中法 CASE3 短時間で集中力を高める方法
マインドフルネス瞑想をする
もう一つおすすめなのが、最近注目度が高まりつつある「マインドフルネス瞑想」です。
- 力を抜いて椅子に深く座る(床でもOK)
- 軽く目をとじ、深呼吸を繰り返す
- 頭を空っぽにし、意識を呼吸に集中させる
簡単な瞑想を短時間行うだけで脳の疲労が解消され、高いリフレッシュ効果が得られます。
集中が切れたタイミングで瞑想を数分行えば、集中力をリセットすることができるでしょう。
関連記事:瞑想は記憶力アップに効果的!簡単にできる方法や習慣にするコツも紹介
軽く体を動かしてみる
軽い運動にはストレス発散や、脳を活性化させる効果があります。
日常的に運動を取り入れるのはもちろん「集中力が切れてきたな」というタイミングで軽く体を動かしてみるのもおすすめです。
- ジョギングや散歩
- 軽いランニング
- ストレッチ
疲れてしまうほどの激しい運動はかえってストレスになってしまうので、あくまで軽いレベルにとどめるようにしましょう。
年齢に関係なく集中力を発揮できるようになろう
集中力は年齢に関係なく、日々の習慣や過ごし方によって高めることができます。
「まだ子どもだから仕方ない」「もう年だから」とあきらめるのではなく、集中力をできるだけ保つための工夫や意識を生活の中に取り入れてみましょう。
「年齢のせいにせず、より集中力を発揮したい!」方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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