キツネさん
「年を重ねると集中力は下がっていくもの」と思っている方は多いです。
しかし実際は年齢に関係なく、生活習慣の見直しや対策を行うことでいくつになっても高い集中力を維持できます。
また、子どもも同じように、習慣や環境次第で幼いうちから集中力を発揮したり養ったりすることが可能です。
今回は、そんな集中力と年齢の関係についての解説と共に、子どもも大人もできる集中力を高める方法を紹介していきます。
「自分に自信が持てず、常に不安」
「人の顔と名前が覚えられない」
「資格試験に合格したい」
「英単語が全然覚えられない」
「本の内容をすぐ忘れる」
それ、記憶術で解決できます!

講師プロフィール

日本一の記憶博士
吉永 賢一
偏差値93
東京大学理科3類合格
IQ180を持つメンサ会員
講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導
記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師
書籍出版や雑誌掲載多数!

もくじ
年齢と集中力の関係は?【研究データあり】
集中力は加齢とともに変化し、年齢ごとに持続時間やピークが異なります。
ここでは、成人の集中力ピーク年齢や子どもの持続時間目安、さらに年齢別の集中力の持続時間をグラフで解説します。
集中力のピークは43歳(成人の場合)
米マサチューセッツ工科大学(MIT)と米国の心理学研究機関の共同研究によると、成人の集中力は40代前半で最も高くなると報告されています。
特に43歳前後は、情報処理速度と注意力のバランスが取れ、長時間にわたりタスクに集中できる傾向があります。
ただし、50代以降も習慣や環境によって集中力は維持・向上可能です。
参照 : 認知機能はいつピークを迎えるのか?
関連記事:50代でも記憶力は落ちない!諦める前に取り組みたいトレーニングと習慣の改善
幼児〜小学生の集中力持続時間(年齢+1分ルール)
教育心理学で知られる「年齢+1分ルール」によると、幼児や小学生の集中力持続時間は、おおよそ年齢に1分を加えた時間が目安とされています。
例えば、6歳の子どもなら約7分程度。これは脳の発達段階に応じた注意持続力を反映しており、長時間の学習では短い休憩を挟むことが効果的です。
参照 : 文部科学省「学齢期の発達と学習」
集中力の持続時間
研究データをもとにした年齢別集中力持続時間の傾向を示すと、幼児期は短時間、思春期から成人前半で急上昇し、40代前半でピーク、その後は緩やかに低下します。
ただし、大人の場合も睡眠や運動習慣、知的活動によってグラフの低下を緩やかにできます。
視覚化されたデータは、自己の集中時間を見直す目安になります。
参照 : 日本心理学会「注意と集中の発達」
年齢以外に集中力を左右する要因
集中力の低下は年齢だけが原因ではありません。
生活環境や体調、精神状態といった日常的な要因も大きく関係します。
ここでは、集中力を阻害する3つの代表的な要因とその背景を解説します。
環境要因(雑音・スマホ・生活空間)
集中力は周囲の環境に敏感です。
- スマホが視界に入る位置にある
- 周りで人がうろうろしている
- 話し声が聞こえる
- 机周りや部屋が散らかっている
特にスマホの通知音やSNSの更新、テレビや人の話し声などは、脳が情報処理を切り替える「注意の分散」を引き起こします。また、散らかった部屋や作業スペースは視覚的刺激が多く、無意識のうちに集中力を奪います。
静かで整った環境を整えることが、年齢に関係なく集中を持続させる第一歩です。
参照 : 日本心理学会「注意の分散と作業効率」
睡眠不足や生活リズムの乱れ
睡眠は脳の記憶整理や情報処理を支える重要なプロセスです。慢性的な睡眠不足や就寝・起床時間の乱れは、集中力や判断力の低下を招きます。
研究によれば、1日6時間未満の睡眠が続くと、脳の作業効率は徹夜に近い状態まで下がることが報告されています。
年齢に関係なく、規則正しい睡眠習慣が必要です。
参照 : 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針」
関連記事:集中力が落ちるのは睡眠不足の可能性大!それでも頑張る人のための4つの対処法
ストレスやタスク過多
ストレスが高まると、脳内の扁桃体が活性化し、集中を担う前頭前野の働きが抑制されます。
さらに、抱えているタスクが多すぎると、脳は優先順位の決定や情報整理に負荷がかかり、結果的に注意力が散漫になります。
ストレスマネジメントやタスクの整理は、集中力維持のために欠かせません。
参照 : 国立精神・神経医療研究センター「ストレスと脳機能」
関連記事:集中力が続かない3つの原因を解説!集中力を復活させる方法は?
年齢別の集中力を鍛えるトレーニング|大人・子供
集中力は年齢ごとの特性に合わせて鍛える方法を選ぶと効果的です。
ここでは、子ども・大人それぞれの集中力向上トレーニングと、年齢に関係なく取り入れられる共通習慣を紹介します。
子ども編(遊びや学習での工夫)
子どもの集中力は遊びや学習を通じて自然に伸ばすことができます。
長時間の勉強よりも短時間で切り替える活動が効果的です。
- 年齢+1分を目安に学習時間を設定
- パズルや積み木などの集中型遊び
- 学習後に軽い運動や休憩を挟む
これにより、飽きずに集中を持続する習慣が身につきます。
参照 : 文部科学省「幼児期の学習と発達」
関連記事 : 【家庭でできる】幼児の記憶力を鍛える5つのトレーニング | 習い事も
大人編(仕事・学習での工夫)
大人の集中力は計画性と環境の最適化で大きく向上します。特に仕事や資格勉強では時間の区切りが重要です。
- ポモドーロ法(25分作業+5分休憩)
- タスクを3つ以内に絞って着手
- 集中する時間帯を毎日固定する
生活習慣と合わせて実践することで、集中力は年齢を問わず向上します。
参照 : 米国心理学会「時間管理と集中力の相関」
\吉永式記憶術を今すぐ無料体験する!/
共通習慣(運動・マインドフルネス・休憩法)
子ども・大人ともに有効なのが、脳を活性化する運動や心を整える習慣です。
- 1日20〜30分の有酸素運動
- 朝5分のマインドフルネス瞑想
- 50分ごとの立ち歩き休憩
これらは集中力を支える脳血流や神経伝達物質の働きを整える効果があります。
参照 : ハーバード大学医学部「Exercise and the brain」
集中力が続かないときにおすすめの対処法
最後に、集中力が続かない場合の対処法を紹介します。
誰でも「集中力が切れた」「どうしても集中力を維持できない」という事態におちいるリスクはあります。
そんなときにもうまく対処して、上手に集中状態を取り戻していくことが大切です。
また、本格的に集中力を鍛えるトレーニングについて知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
関連記事:集中力トレーニング大全|大人も子供も今すぐ始められる実践法を紹介!
短時間の仮眠をとる
「睡魔におそわれて集中が途切れる」場面は多いと思います。どうしても眠いときは、潔く短時間の仮眠をとるのがおすすめです。
短時間眠る行為は「パワーナップ」とも呼ばれ、脳をリフレッシュしてくれます。重要なのは「短時間」という部分で、20分程度が最も効果的です。
- アラームを設定する
- 横にならず、机に突っ伏すor椅子に深く座って眠る
長く眠りすぎると逆効果になってしまいます。深い眠りにならないように対策しましょう。
参照:河合塾 医進塾 医学部生のおすすめ勉強法 集中法 CASE3 短時間で集中力を高める方法
マインドフルネス瞑想をする
もう一つおすすめなのが、最近注目度が高まりつつある「マインドフルネス瞑想」です。
- 力を抜いて椅子に深く座る(床でもOK)
- 軽く目をとじ、深呼吸を繰り返す
- 頭を空っぽにし、意識を呼吸に集中させる
簡単な瞑想を短時間行うだけで脳の疲労が解消され、高いリフレッシュ効果が得られます。
集中が切れたタイミングで瞑想を数分行えば、集中力をリセットすることができるでしょう。
関連記事:瞑想は記憶力アップに効果的!簡単にできる方法や習慣にするコツも紹介
軽く体を動かしてみる
軽い運動にはストレス発散や、脳を活性化させる効果があります。
日常的に運動を取り入れるのはもちろん「集中力が切れてきたな」というタイミングで軽く体を動かしてみるのもおすすめです。
- ジョギングや散歩
- 軽いランニング
- ストレッチ
疲れてしまうほどの激しい運動はかえってストレスになってしまうので、あくまで軽いレベルにとどめるようにしましょう。
まとめ|年齢に関係なく集中力は高められる
本記事では、年齢ごとの集中力の特徴とピーク、年齢以外の要因、そして子ども・大人別の集中力を鍛える習慣や対処法を紹介しました。
日々の環境や生活習慣を工夫すれば、年齢に関係なく集中力は高められます。
さらに、集中して得た知識を長く活かすには記憶術の活用が効果的です。
科学的に裏付けられた記憶術を身につけたい方は、Wonder Educationの記憶術講座がおすすめです。再現性の高い指導で、記憶力向上とそれによる目的の達成をサポートしていますので、ご興味のある方はぜひ気軽にお問い合わせください。
\吉永式記憶術を今すぐ無料体験する!/
記憶術のスクールなら株式会社Wonder Education

株式会社Wonder Education 代表取締役
Wonder Educationは関わっていただいた全ての方に驚愕の脳力開発を体験していただき、
新しい発見、気づき『すごい!~wonderful!~』 をまずは体感していただき、『記憶術は当たり前!~No wonder~』 と思っていただける、そんな環境を提供します。
学校教育だけでは、成功できない人がたくさんいる。良い学校を卒業しても、大成功している人もいれば、路頭に迷っている人もいる。反対に、学歴がなくとも、大成功をしている人もいれば、路頭に迷っている人もいる。一体何が違うのか?
「人、人、人、全ては人の質にあり。」
その人の質=脳力を引き出すために、私たちは日常生活の全ての基盤になっている"記憶"に着目をしました。
「脳力」が開花すれば、人生は無限の可能性に溢れる!
その方自身の真にあるべき"脳力"を引き出していただくために、Wonder Educationが発信する情報を少しでもお役立ていただければ幸いです。