キツネさん
記憶力を上げるためには、学習を繰り返すことは必須です。
しかし、記憶力を上げる手助けになる方法はいくつかあり、中でも「ツボ」を押すことは効果があると言われています。
学習する前や習慣的にツボを押すことにより記憶力を上げる手助けになるのです。
この記事では、ツボの効果や記憶力を上げるツボの場所、ツボの押さえ方について詳しく解説します。
後半ではツボとの組み合わせによって、さらに記憶力を上げられる方法についても解説しますので、最後までご覧ください。
もくじ
そもそもツボってなに?
ツボは東洋医学で「経穴」と言われています。
東洋医学では、全身の重要な血管や神経、筋肉の上に体のエネルギーが通る12本の道があると考えられています。
その道は「経路」と呼ばれており、「経穴」はその「経路」が体の表面に出てきている部分のことを指します。
「経路」を通るエネルギーの流れが悪いと、「経穴」でその流れが滞るとされており、その「経穴」いわゆるツボを刺激することでエネルギーの流れを促進し、血流や気の流れを改善します。
12本の「経路」は全身に張り巡らされているため、「経穴」を刺激するだけでも、他の臓器や器官に影響を与えることになります。
「経穴」を刺激し痛みが伴うのであれば、そこの「経路」に繋がる臓器や器官の調子が悪いということになります。このように、他の体の部位の調子をチェックする際にもツボは用いられます。
ここからは記憶に関わるツボに関して深堀りしていきます。
キツネさん
本当にツボで記憶力は上がる?科学的な根拠
記憶力を上げるためには、脳の血流を増やしてあげることが大切です。
富山医科薬科大学名誉教授の小野武年氏らは、記憶する際に記憶を司る海馬の血流が増加したと述べています。
ツボは、刺激することにより体全体の血やエネルギーの流れをスムーズにしてくれるため、脳の血流も増やすことができます。
つまりこれがツボを押さえることで、記憶力が上がる根拠です。
ツボに関しては、WHO(世界保健機構)もその存在と効果を認めており、全身には361箇所のツボが存在すると明言しています。
他にも、東京医療専門学校の新田氏らは、ツボを針で刺激する鍼治療が認知症の症状を抑制したという論文を発表しました。
参照:「レビー小体型認知症に対する鍼治療の一症例」東京医療専門学校 新田敏正
ツボは目に見えて効果を実感しにくいですが、様々な研究で効果が立証され始めています。
記憶力が上がるツボ5選
ツボの概要と記憶力に対する効果について解説してきました。
ここでは、361個あるツボの中から特に記憶力を上げることに効果があるツボを5つ紹介します。
- 頭のツボ1:百会(ひゃくえ)
- 頭のツボ2:四神聡(ししんそう)
- 足のツボ:太谿(たいけい)
- 手のツボ:中衝(ちゅうしょう)
- 耳のツボ:神門(しんもん)
ツボは正確な位置を知り、正しく押すことで効果が現れやすいので、ここのパートでツボの位置を抑えておきましょう。
簡単に押せるツボばかりですので、今日からでも始めることができます。
頭のツボ1:百会(ひゃくえ)
一つ目の記憶力が上がるツボは、頭頂部にある百会(ひゃくえ)というツボです。
両耳の穴を結んだ線と、鼻から垂直に頭頂部に向かう線が交わったところが百会のツボです。
触ってみると少しへこんでいるのでわかりやすいです。
百会のツボは血流を促し、記憶力を上げる他に、頭痛や鼻詰まりにも効果があります。
頭痛や鼻詰まりは学習の邪魔にもなるので、百会のツボを押すことで一石二鳥です。
参照:試して得する‽‽簡単なツボ その24 | アルファ医療福祉専門学校
頭のツボ2:四神聡(ししんそう)
二つ目の記憶力が上がるツボは、四神聡(ししんそう)です。
先に説明した百会のツボを四方から囲むように点在しているツボが四神聡です。
四神聡の「神」には精神の意味があり、聡は聡明という意味があります。四神聡の一番の効果は精神を落ち着かせることにあります。
精神が落ち着くと自律神経が整います。
自律神経を整えることで、体全体の血流を改善することができ、記憶力のアップにも役に立ちます。
その他にも頭痛やめまいなどにも効果的です。
足のツボ:太谿(たいけい)
三つ目の記憶力が上がるツボは、太谿(たいけい)です。
アキレス腱と内側のくるぶしの間の凹んでいる部分が太谿です。
太谿の一番の効果は、腎機能の改善にあります。全身のツボの中でも重要なツボの一つです。
腎臓は、血液の中の不純物をろ過する役割があり、心臓とも密接に関わっています。腎機能を改善することで全身の血流を改善し、記憶力をアップさせるのです。
太谿には他に下半身の冷えや生理痛などに対しても効果があります。
参照:試して得する‽‽簡単なツボ その24 | アルファ医療福祉専門学校
手のツボ:中衝(ちゅうしょう)
四つ目の記憶力が上がるツボは中衝(ちゅうしょう)です。
中衝は、手の中指にあります。親指側の爪の付け根から2mm程度下に分布しています。
中衝には眠気がある時に目を覚ましたり、リラックスさせる効果があります。
目を覚まし、リラックスすることで集中力と記憶力を上げることが可能です。
中衝の押し方は、反対の手の親指と人差し指の腹で中指を挟んで、リラックスしながら押すと効果的です。簡単に押せるツボなので、勉強中や仕事中に押してみてください。
耳のツボ:神門(しんもん)
五つ目の記憶力を上げるツボは神門(しんもん)です。
神門は耳の穴の上部に位置しています。
神門のツボの一番の効果は、自律神経を整えてくれることです。自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれており、興奮とリラックスをコントロールしています。
神門を押して自律神経のバランスを整えることにより体中の血流が改善し、記憶力アップに繋がります。
ツボの見つけ方と押し方
ツボの場所がある程度理解できたところで、ツボの見つけ方と押し方について紹介します。
ツボの見つけ方と押し方は以下のとおり。
- ツボは押すと気持ちが良い、少しへこんでいる場所
- ツボ押しグッズも使ってみる
- お灸、針の治療と組み合わせてみる
ツボの位置を正確に把握し、確実に押さなければ効果を得ることはできません。
さらに、指で押すよりも道具を使用したり、人の手を借りるのもひとつの方法です。
ツボの効果を最大限に得るために工夫してみましょう。
ツボは押すと気持ちが良い、少しへこんでいる場所
ツボの正確な場所を探すために下記の2点を参考にしてください。
- 押すと気持ちが良い
- 表面を触ると少しへこんでいる
ツボは血流や気が滞りやすい場所なので、軽く押すだけでも気持ち良く感じられます。
さらに、経穴という名前のとおり少しへこんでいることが多いです。表面をやさしく撫でながらへこんでいる場所を探ってみてください。
ツボ押しグッズも使ってみる
ツボは人から押してもらえると簡単に押せますが、自分で押すとなるとうまく力が入らず、効いているかわかりにくいです。
特に勉強中は一人のことが多く、ツボを押してくれる人は周りにいません。そんな時は、ボールペンやツボ押しグッズを使うことをおすすめします。
キツネさん
お灸、針の治療と組み合わせてみる
ツボを押すだけでは効果を感じられないのであれば、お灸や針治療を併用することをおすすめします。
お灸や鍼治療は深部に刺激を加えることができるため、ただツボを押すよりも効果が期待できます。
実際に鍼灸治療院に行って施術してもらうことも可能ですが、ツボの場所さえ知っていれば、自宅で学習しながらお灸や針を行うこともできます。
簡易的なお灸や針はネットショップでも購入できます。数千円で買えるので、一度試してみましょう。
キツネさん
まとめ
今回は記憶力を上げるためのツボについて解説しました。
ツボは全身の血流の改善だけでなく、脳への血流も促すことで記憶力アップに繋がります。勉強中や休憩時間にツボを押すことで記憶する手助けになります。
しかしもちろん、ツボを押しただけでは記憶力が上がるわけではありません。効率的に記憶する方法を併せて実践することで記憶力は大幅に向上します。
効率的に記憶する方法は吉野式記憶術の中でも紹介しているので、ツボ押しと一緒に試してみてくださいね。
記憶術を知れば知るほど知識をどんどん吸収できるようになるので、勉強が楽しくなること間違いありません。
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