15分だけ集中する勉強法を紹介!

キツネさん

頑張ろうと思っても、なかなか集中力を保てないことが多いから辛いんだよね……どうやったら集中して勉強できるんだろう?

「やろうと思っても集中できない」「少しのことを覚えるのに長い時間がかかる」など、集中力に関する悩みは誰もが一度は抱えたことがありますよね。

そんな方におすすめしたいのが「15分だけ集中する勉強法」です。

「15分で本当に大丈夫?」と思われがちですが、実は人間の集中力の特徴や傾向をうまく利用した勉強法として、注目を集めています。

今回の記事ではそんな「15分勉強法」について、詳しく解説していきます。

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監修者情報

株式会社Next Education

吉野式記憶術、宮地式脳トレ記憶術など、記憶や脳に関するコンテンツを数多く手掛ける記憶のエキスパート。


人間が集中できる時間は15分なの?

まず前提として、人間が集中力を保てる時間は15分だと言われています。

具体的には、何かをやり始めて15分が経つと一旦集中力が切れる波がやってくるようなイメージです。

この人間の習性を生かした勉強法が「15分勉強法」になります。

15分勉強法の例

△:60分間休憩なしで勉強をする

◎:15分周期の勉強を繰り返す

「15分は短すぎる」と思うかもしれませんが、人間の集中力の波に合っているため勉強や仕事のパフォーマンスを上げることができます。

そんな「15分勉強法」のやり方を、次から詳しく紹介していきます。

「15分ルール」で集中力アップする方法

「15分勉強法」はその名の通り、勉強時間の区切りを「15分」として進めていきます。

「15分」にとことんこだわることで、集中力を最大限発揮することにつながるのです。

  1. 1日15分勉強を毎日習慣にする
  2. 朝15分と夜15分の使い分け
  3. 勉強するなら、60分より15分×3回
  4. 15分勉強するごとに5分休憩
  5. 15分の焦らし効果

これらの「15分ルール」について、一つ一つ詳しく紹介していきます。

集中法①:1日15分勉強を毎日習慣にする

まず、最初のステップとして取り組んでみてほしいのが1日15分勉強を毎日習慣にすることです。

学校の授業や部活、または仕事やアルバイトを終えて帰宅した日など「やる気が出ない」ということも多いと思います。

しかし「15分だけ集中して勉強する」という目標であれば、なんとか達成できそうな気がしますよね。

「たった15分」と思うかもしれませんが、それでも積み重ねれば大きな成果につながります。

「1日15分勉強」を毎日続けると……
  • 2週間で「3.5時間」
  • 1ヶ月で「7.5時間」
  • 3ヶ月で「22.5時間」

15分という短時間であれば集中力も最大限発揮できるので、まずは毎日の勉強を習慣化してみましょう。

集中法②:朝15分と夜15分の使い分け

2つ目のポイントは「朝の15分と夜の15分の使い方を上手に分ける」ことです。

実は時間帯による人間の脳のコンディションは、本能的にある程度決まっています。

そのため、朝の15分と夜の15分で勉強する内容を変えてみると、より高い集中力を発揮できる傾向にあるのです。

  • :脳に疲労が蓄積していない時間帯
    → 復習や発想力が必要な勉強など、アウトプットがおすすめ
  • :就寝前に覚えたことが睡眠によって記憶に定着しやすい
    → 暗記などのインプットがおすすめ

「15分勉強法」を取り入れる際は、こうした朝と夜の15分の使い分けを意識してみましょう。

関連記事:集中力は時間帯で決まる!仕事や勉強で活かせる攻略法を紹介

集中法③:勉強するなら、60分より15分×3回

長時間勉強する場合も、15分周期で勉強スケジュールを組むと集中力が維持しやすくなります。

「15分勉強法」を活用した例

60分学習したい場合

△:60分間休憩なしのぶっ通しで勉強する
◎:「15分勉強+5分休憩」の20分を3セット繰り返す

長時間ダラダラ勉強するよりも、集中力を最大限発揮した15分を積み重ねる方が、高い生産性を発揮できるでしょう。

テスト勉強、受験勉強など集中して長時間勉強したい場合は、ぜひこのスケジュールを取り入れてみてください。

集中法④:15分勉強するごとに5分休憩

15分勉強するごとに行う「5分休憩」も集中力を高める大事なポイントです。

最大限集中力を発揮した後に、5分脳を休めることで学んだことがより定着しやすくなります。

  • 目をつぶって過ごす
  • 瞑想(マインドフルネス)を行う
  • 立ち上がってストレッチをする
  • 外の空気を吸う

5分間の過ごし方は、こうした脳のリフレッシュにつながるものをおすすめします。

「15分しっかり集中+5分のリフレッシュ」を1つの周期として、メリハリをつけた勉強スケジュールを意識してみましょう。

集中法⑤:15分の焦らし効果

「15分勉強法」を取り入れる際に意識してほしいことは「15分経ったらそこで手を止める」ことです。

勉強しているとどうしても「キリのいいところまでやろう」としてしまいがちですよね。

しかし、15分勉強法の効果を最大限高める「15分の焦らし効果」を得るには「15分経ったら必ずやめる」ことが重要なのです。

「15分の焦らし効果」とは?

15分勉強に没頭することで「もう15分経ったのか」という気分になる

「もっとやりたかったのに」「早く続きがしたい」などやる気が生まれる

15分勉強法を徹底すると、この焦らし効果によってモチベーションアップという意外な効果も得られますよ。

15分勉強法のメリット

キツネさん

「15分勉強法」が集中力維持に効果があるのはわかったけれど、他にも何かメリットがあったりするのでしょうか?

15分勉強法の効果は「集中力を維持しやすくなること」だけではありません。

ここではそんな15分勉強法のメリットについて紹介します。

上手に使いこなせば普段の勉強に役立つこと間違いなしなので、ぜひチェックしてみてください。

メリット①:勉強スケジュールが立てやすい

「15分周期で勉強する」と決めていると、勉強スケジュールも立てやすくなります

習慣化するうちに「15分あれば何ページくらい問題が解ける」など、自分のペースが見えるようになるのです。

そうすると「今日は15分×3セット勉強できるな」などと考えたときに、どれくらい勉強が進められるかの見通しが立ちやすくなります。

勉強においては計画やスケジュールが重要であるため、そういう意味でも「15分勉強法」は非常におすすめです。

メリット②:15分を守ると健康も守れる

15分勉強法を取り入れて15分ごとに休憩をとることは、健康面にも高い効果を発揮してくれます。

私たちは勉強するとき、または仕事をするときは、ほとんど座っていますよね。

こうした「長時間の座位行動」は代謝を悪くし、人の体に悪影響を与えるものであると最近の研究では明らかになっています。

15分勉強法では短いスパンで休憩がとれるため、休憩の過ごし方を工夫すれば長時間の座位行動を避けることができるのです。

  • 15分ごとに椅子から立ち上がる
  • 5分休憩では立ち上がってストレッチをする
  • 15分座って勉強したら、次の15分は立って勉強する

このように、15分勉強法は健康面にもメリットをもたらしてくれます。

参照:笹川スポーツ財団 世界保健機関による新たなガイドライン「身体活動および座位行動に関するガイドライン」について

15分だけ集中する勉強で気を付けたいこと

15分勉強法をより効果の高いものにするために、いくつか注意してほしい点もあります。

これらを守ることで、15分間のパフォーマンスを最大限発揮することができるはずです。

勉強に取り入れる際は、以下の注意すべき点も参考にしてください。

注意点①:アラームやタイマーで15分を計る

「15分勉強法」を取り入れる際には、15分間をアラームやタイマーを使って管理するようにしましょう。

時計を見て自己管理しようとすると、以下のような問題が起こって勉強法の効果を発揮することができません。

「時計で自己管理」のデメリット
  • 「何分経ったか」が気になって勉強に集中できない
  • 気がついたら15分過ぎていて周期が乱れる

アラームやタイマーを使えば15分間勉強に没頭することができるため、集中力を最大限に高めることができます。

「15分の焦らし効果」を狙って「15分経ったら必ず一旦手を止める」ことも忘れないでくださいね。

注意点②:スマホを近くにおかない

私たちの集中力を妨げる最大の敵と言ってもいいのが「スマホ」でしょう。

15分勉強法を取り入れる際も、スマホを視界から離して近くにおかないことをおすすめします。

せっかく集中しようとしているのに、通知などが目に入るとどうしてもそこで途切れてしまいますよね。

15分勉強法は「15分だけスマホを見ないようにしよう」と低いハードルから始めるきっかけにもできるはずです。

キツネさん

スマホやSNS離れの第一歩にもできるかもしれません!

注意点③:睡眠時間をけずらない

努力家な人ほど「15分だけ頑張ろう」と、睡眠時間をけずって勉強時間を確保しようとする場合もあるかもしれません。

しかし15分勉強法を取り入れる際は、睡眠時間をけずらないことを前提として意識することをおすすめします。

睡眠は人間の脳にとって、何よりも大切な行動です。

睡眠が脳にもたらす役割
  • 一日働かせた脳を休め、リラックスさせる
  • その日覚えたことや経験したことを記憶に定着させる
  • 過去の関連する記憶と新しい記憶を結びつける
  • 不要な記憶や嫌な記憶を消去する

参照:甲南大学 睡眠と記憶について/基本的な睡眠とは

睡眠時間をけずってしまうと、これらの大事なはたらきが不十分な状態になってしまいます。

決して睡眠時間を減らすのではなく、普段起きている時間を有効活用して15分勉強を取り入れることを心がけてみましょう。

まとめ:人間の集中力は15分!集中力はあげられる

「15分勉強法」は、ポイントをおさえて取り入れることで、私たちの集中力を最大限高めてくれます。

「長時間集中できない」「覚えるのに長い時間がかかる」という悩みを持つ方も、一度試してみるとその効果を実感することができるでしょう。

早速タイマーを用意して、15分間勉強に没頭してみましょう!

ちなみに、記憶力をあげたいなら吉永式記憶術という記憶術もおすすめです。

記憶術は科学的に裏打ちされたスキルなので、誰でも習得できるメリットがあります。

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記憶術のスクールなら株式会社Wonder Education

監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Wonder Education 代表取締役

#株式会社Wonder Educationとは?

Wonder Educationは関わっていただいた全ての方に驚愕の脳力開発を体験していただき、
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#記憶術に対する想い

学校教育だけでは、成功できない人がたくさんいる。良い学校を卒業しても、大成功している人もいれば、路頭に迷っている人もいる。反対に、学歴がなくとも、大成功をしている人もいれば、路頭に迷っている人もいる。一体何が違うのか?
「人、人、人、全ては人の質にあり。」
その人の質=脳力を引き出すために、私たちは日常生活の全ての基盤になっている"記憶"に着目をしました。

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